生まれたばかりの赤ちゃんが、手足を激しくバタバタ!「どこか苦しいの?」「何かのサイン?」と不安になっていませんか?
でも、安心してください。新生児のその動きは、多くの場合、元気な成長の証なんです。
この記事を読めば、手足をバタバタさせる理由から、赤ちゃんが落ち着く具体的な対処法、そして注意すべき危険なサインまでわかります。心配な気持ちが軽くなるヒントが満載ですよ!
- 新生児の手足バタバタは、多くが「モロー反射」など正常な発達過程の動き。
- お腹がすいた、おむつが不快、などの気持ちを伝えるサインの場合もある。
- 「おくるみ」や「抱っこ」で安心させてあげるのが効果的な対処法。
- 動きの左右差が激しいなど、気になる症状があれば動画を撮って小児科へ相談。
新生児の手足がバタバタする主な原因【心配いりません】
生まれたばかりの可愛い赤ちゃんが、手足をバタバタと激しく動かす姿を見て、「どこか苦しいのかな?」「これって普通なの?」と心配になるママやパパは少なくありません。
でも、安心してください!新生児のこの動きは、多くの場合、赤ちゃんの元気な成長過程で見られる自然な現象なんです。
ここでは、赤ちゃんが手足をバタバタさせる主な原因を3つ解説します。理由を知れば、きっと不安な気持ちも軽くなりますよ。
①びっくりしてビクッ!「モロー反射」などの原始反射
原始反射とは、赤ちゃんが生まれながらに持っている、自分の意思とは関係なく起こる体の反応のことです。
その代表的なものが「モロー反射」。大きな音や光、急な体の傾きなどにびっくりして、両手をバンザイするように広げ、何かに抱きつくような動きを見せます。この動きと一緒に手足がバタバタすることもあるんです。
これは、危険から自分の体を守るための本能的な動きであり、脳や神経が正常に発達している証拠。赤ちゃんの成長に欠かせない、とっても大切な反応なんですよね!
②自分の体をうまく操れない!脳や神経が未熟なため
生まれたばかりの赤ちゃんが、なぜ自分の体を思うように動かせないか知っていますか?
それは、脳や神経の発達がまだ未熟で、自分の手足をコントロールする回路がうまくつながっていないからなんです。大人のように滑らかに体を動かすことは、まだ難しいというわけです。
そのため、赤ちゃん自身の意思とは関係なく、手や足がバラバラに動いてしまうことがよくあります。これは成長の過程で誰にでも見られること。子育て中の親なら、みんなが通る道なんですよ。
ママ
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体の動かし方を少しずつ学んで、数ヶ月もすれば、もっとスムーズに手足を動かせるようになりますから、温かく見守ってあげてくださいね。
③「お腹すいた!」気持ちや不快感を伝えるサイン
ミルクの時間までもう少しあるのに、赤ちゃんが手足をバタバタ!もしかしたら、それは「お腹すいたよー!」というサインかもしれません。
まだ言葉を話せない赤ちゃんにとって、手足を動かすことは大切なコミュニケーション手段のひとつ。お腹がすいた、おむつが濡れて気持ち悪い、眠い、抱っこしてほしい、といった気持ちや不快感を体全体を使って表現しているんです。
特に、顔をしかめたり、口をパクパクさせながらバタバタしているときは、お腹がすいている可能性大!泣き出す前のサインでもあるので、授乳の準備を始めると良いかもしれませんね。赤ちゃんの動きを観察して、気持ちを汲み取ってあげましょう。
- 手足のバタバタは正常な原始反射の一種
- 脳と神経の発達過程で起こる自然な動き
- 赤ちゃんなりのコミュニケーション手段
この動きはいつまで?バタバタは順調な発達の証です

この手足のバタバタは、一般的に生後**2〜6ヶ月頃**までよく見られます。首がすわり、自分の意思で体を動かせるようになると、無意識のバタバタは次第に落ち着いてくるんですよ。
それまでは、自分の手足の存在に気づき、動かし方を学んでいる真っ最中というわけです。
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この動きを通じて、赤ちゃんはお腹や背中の筋肉を鍛え、体全体の協調性を高めています。今だけの可愛い動きを、ぜひ家族みんなで見守ってあげてくださいね。
赤ちゃんが落ち着く!今日からできる3つの対処法

あまりに激しくバタバタしていると「眠れないのかな?」「どこか苦しいのかな?」と心配になるママやパパも多いはず。そんな時に試してほしい、赤ちゃんが落ち着く3つの対処法をご紹介します。
安心感に包まれる「おくるみ」の正しい使い方
赤ちゃんを落ち着かせる方法として、まず試してほしいのが「おくるみ」です。新生児は、物音などに反応して両手を広げる「モロー反射」で、自分の動きにびっくりして起きてしまうことがよくあります。
おくるみで優しく体を包んであげると、ママのお腹の中にいた時のような安心感が得られ、この反射を和らげることができるんです。赤ちゃんが安心して、ぐっすり睡眠をとりやすくなりますよ。
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きつく巻きすぎはNG。特に足の部分は、赤ちゃんが自由に動かせるように少しゆとりを持たせてあげましょう。
抱っこやマッサージで親子のスキンシップを
赤ちゃんが泣いたりバタバタしたりしている時、無意識に抱っこをしていませんか?実はその「抱っこ」こそが、赤ちゃんを安心させる最高の方法なんです。
ママやパパに抱っこされることで、赤ちゃんの肌と肌が触れ合います。このスキンシップによって「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、親も子もリラックスできるんですよね。優しく背中をトントンしたり、ベビーマッサージでお腹や足を撫でてあげるのも、とてもおすすめです。
「大好きだよ」と声をかけながら赤ちゃんの顔を見てあやす時間は、親子の絆を深めるかけがえのないひととき。育児のなかで、ぜひ大切にしてみてください。
おむつ・室温・空腹など不快の原因を取り除く
言葉を話せない赤ちゃんは、手足をバタバタさせて「なんだか不快だよ〜!」とサインを送っていることがあります。もし赤ちゃんが落ち着かない様子なら、不快の原因がないかチェックしてみましょう。
意外と基本的なことを見落としがちだったりするんです。まずは以下の点を確認してみてください。
- おむつは濡れていないかな?
- お腹が空いていないかな?(ミルクや授乳の時間)
- 部屋の温度や湿度は快適かな?
- 服を着せすぎて暑そうにしていないかな?
- げっぷがうまく出なくてお腹が苦しくないかな?
これらの不快の原因を取り除いてあげるだけで、赤ちゃんがうそのように落ち着いて、すやすや寝ることも。赤ちゃんのサインを見逃さず、快適な環境を整えてあげましょう。
- おくるみは適度なゆとりを持たせて使用
- スキンシップでオキシトシンが分泌される
- 基本的な不快要因をまずチェック
- おむつは汚れていないかチェックした?
- 前回の授乳から時間は空いていない?(お腹すいてるかも)
- 部屋は暑すぎor寒すぎない?服を着せすぎていないか確認
- ゲップは十分に出た?お腹が張っている様子はない?
- おくるみで優しく包み、お腹の中にいた頃の安心感を
- 抱っこやマッサージで、肌と肌のぬくもりを伝えている?
- 音や光が刺激になっていない?静かで薄暗い環境を試してみる
【チェックリスト】病院受診を考える危険なサイン

赤ちゃんの元気な手足のバタバタは、見ているだけで可愛い成長の証ですよね。しかし、中には注意が必要な動きや、病気のサインが隠れている可能性もゼロではありません。
ここでは、パパやママが「あれ?」と感じたときにチェックしたい、病院受診を考えるべき危険なサインについて解説します。心配しすぎる必要はありませんが、知識として知っておくことで、いざという時に落ち着いて対応できるはずです。
こんな動きや症状は要注意(てんかんの可能性も)
元気な手足のバタバタと、病気のサインが疑われる動き、一体どう見分ければ良いのでしょうか?
もし赤ちゃんに以下のような動きや症状が見られたら、一度注意して観察してみてください。新生児や乳児期に起こる「てんかん」などの可能性も考えられるため、気になる場合は受診を検討しましょう。
- 手足の動きが左右で極端に違う、片方しか動かしていない
- 動きが急にガクンと止まり、一点を見つめて反応がなくなる
- 白目をむいたり、顔色や唇の色が悪くなったりする
- 授乳やミルクを全く飲まなくなった
- いつもと違う甲高い声で、火が付いたように泣き続ける
これらの症状は、赤ちゃんの体からの大切なサインかもしれません。不安なときは迷わず専門家を頼ることが、赤ちゃんの健やかな成長を守ることにつながります。
判断に迷ったら動画を撮影して小児科へ相談
判断に迷ったときに最も有効な方法の一つが、赤ちゃんの気になる動きや症状を動画で撮影しておくことです。
というのも、病院に連れて行ったら症状が治まっていた、なんてことは育児の「あるある」ですよね。いざ診察となっても、口頭で赤ちゃんの細かな動きを正確に伝えるのはなかなか難しいもの。
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動画があれば、医師が客観的な判断をしやすくなります。「こんなことで病院に行くのは大げさかな?」と一人で抱え込む必要はありません。親の勘は意外と当たるもの。心配な気持ちを解消するためにも、気軽に小児科へ相談してみましょう。
- 左右の動きの極端な違いは要注意
- 顔色や反応の変化を見逃さない
- 心配な時は動画撮影して受診
よくある質問

Q.寝ている時に激しく手足をバタバタさせますが、起こした方がいいですか?
無理に起こす必要はありません。赤ちゃんは浅い眠り(レム睡眠)の時間が長く、その間に手足が動くことはよくあります。自分の動きで起きてしまう場合は、おくるみで優しく包んであげると安心して眠りやすくなりますよ。
Q.モロー反射とは何ですか?いつまで見られますか?
大きな音や光などにびっくりして、両手を広げて抱きつくような動きをする原始反射のことです。脳や神経が正常に発達している証拠で、通常は生後4〜6ヶ月頃には自然に見られなくなります。
Q.手足のバタバタが激しくて、なかなか寝てくれません。どうすればいいですか?
まずはおむつが濡れていないか、お腹が空いていないか、部屋が暑すぎたり寒すぎたりしないかなど、不快の原因がないか確認してみましょう。抱っこやベビーマッサージでスキンシップをとるのも、赤ちゃんをリラックスさせるのに効果的です。
Q.おくるみを使う時の注意点を教えてください。
赤ちゃんの股関節の発達を妨げないよう、足の部分はM字に開けるように少しゆとりを持たせて巻くのがポイントです。きつく巻きすぎないように注意し、寝返りを始めたら窒息のリスクを避けるため使用を中止しましょう。
Q.手足をバタバタさせて、自分の顔を引っ掻いてしまいます。
赤ちゃんの爪は薄くて鋭いので、こまめに切ってあげるか、やすりで丸く整えてあげましょう。ミトンをつける方法もありますが、手の感覚の発達を促すためにも、長時間の使用は避け、起きている時は外してあげるのがおすすめです。
Q.他の子と比べて動きが激しすぎる気がします。個性でしょうか?
動きの激しさには個人差があります。多くの場合、元気で活発な赤ちゃんの個性と考えて良いでしょう。ただし、いつもと違う甲高い声で泣き続けたり、授乳量が極端に減ったりするなど、他の気になる症状が伴う場合は小児科に相談してみてください。
Q.どんな動きだと「てんかん」の可能性を考えた方がいいですか?
手足の動きが左右で極端に違ったり、動きが突然止まって一点を見つめたり、白目をむいたりするなどの症状が見られる場合は、てんかんの可能性があります。気になる動きは動画で撮影し、小児科医に相談することをおすすめします。
Q.病院に行くべきか迷います。どこに相談すればいいですか?
まずはかかりつけの小児科に相談するのが一番です。夜間や休日で判断に迷う場合は、子ども医療電話相談事業(#8000)に電話してみるのも一つの方法です。専門の相談員がアドバイスをくれますよ。
まとめ
新生児の可愛い手足バタバタ、その理由と対処法、いかがでしたか?
多くは赤ちゃんの元気な成長の証だとわかると、少し安心しますよね。赤ちゃんなりのコミュニケーションサインを見逃さず、おくるみや抱っこで安心感をたっぷり伝えてあげてください。
まずは、赤ちゃんの様子をじっくり観察することから始めてみましょう。そして、もし「あれ?」と思うことがあれば、一人で悩まずに動画を撮って小児科に相談してくださいね。今しか見られない愛おしい動きを、ぜひ楽しんでください!



