生まれたばかりの新生児の体温が38度を超えたら、パパやママは本当に驚きますよね。
「どうしよう、すぐに病院へ行くべき?」と、不安でいっぱいになってしまうはず。
新生児の発熱は、少し様子を見ていいケースはほとんどなく、迅速な判断が求められます。
この記事を読めば、なぜすぐに受診が必要なのか、そして夜間や休日にどう対処すればいいのかが分かります。
落ち着いて行動するための準備リストも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
- 生後3ヶ月未満の新生児が38度以上の熱を出したら、原則すぐに医療機関を受診する。
- 発熱だけでなく、顔色・呼吸・機嫌・哺乳力など、赤ちゃんの全身状態を観察することが重要。
- 自己判断で解熱剤を使うのは絶対にNG!必ず医師の指示を仰ぐこと。
- 夜間や休日に判断に迷ったら、一人で悩まず「#8000」や「#7119」に電話で相談する。
- 受診に備えて、症状のメモ・母子手帳・保険証などを日頃からまとめておくと安心。
【結論】新生児の38度の熱は原則、すぐに医療機関へ
生まれたばかりの新生児の体温が38度を超えたら、本当に驚きますし、どうしていいか分からず不安になりますよね。
まず結論からお伝えします。
生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の発熱をした場合は、原則としてすぐに医療機関を受診してください。
「少し様子を見ようかな?」という判断は、新生児の赤ちゃんにとってはリスクが高いんです。
なぜなら、新生児はまだ免疫機能が未熟なため、重症化しやすいからです。
元気そうに見えても、実は重い感染症が隠れている可能性もゼロではありません。
ママ
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夜間や休日であっても、ためらわずに救急病院や小児科の夜間診療を探しましょう。
病院へ行くべきか迷ったときは、子ども医療電話相談(#8000)に電話して相談するのも一つの方法です。
自己判断で解熱剤を使ったりせず、まずはお医者さんに診てもらうことが何よりも大切なんです。
生後3ヶ月未満の新生児が38度以上の発熱をした場合は、迷わずすぐに医療機関を受診しましょう。新生児は重篤な感染症のリスクが高く、時間との勝負になることがあります。
受診の判断基準|発熱以外の症状をチェックしよう

新生児の体温が38度を超えると、新米ママ・パパは「どうしよう!」と不安でいっぱいになりますよね。
でも、まずはいったん深呼吸。
大切なのは、熱の高さだけで判断するのではなく、赤ちゃん全体の様子をしっかりと観察することなんです。
実は、発熱以外の症状にこそ、急いで病院を受診すべきかどうかの重要なサインが隠されています。
これからお伝えするポイントを参考に、赤ちゃんの顔色や呼吸、機嫌などを落ち着いてチェックしていきましょう。
【緊急】ためらわず救急車を呼ぶべき危険なサイン
赤ちゃんの様子が「なんだかいつもと全然違う…」と感じたとき、どんなサインがあれば救急車を呼ぶべきなのでしょうか。
これから挙げる症状は、一刻を争う可能性のある危険なサインです。
もし1つでも当てはまる場合は、夜間や休日であっても、ためらわずに#7119(救急安心センター事業)に電話するか、#119で救急車を要請してください。
赤ちゃんの命を守るための、とても重要な判断になります。
- ぐったりして意識がはっきりしない、呼びかけに反応しない
- 顔色や唇の色が悪い(青白い、土色、紫色)
- けいれんを起こしている、またはけいれんが止まった後も意識が戻らない
- 呼吸が速い、浅い、ぜーぜーしている、または息が止まりそうになる
【要受診】発熱と一緒にあると危険な症状リスト
救急車を呼ぶほどではないけれど、できるだけ早く小児科を受診すべき症状もあります。
特に新生児は、体の水分量が少なく脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。
母乳やミルクが飲めているか、おしっこは出ているか、といった点は重要な観察ポイントなんですよね。
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この他にも、嘔吐や下痢を繰り返していたり、おしっこの量が普段より明らかに少なかったりする場合も受診の目安です。
休日や夜間であっても、かかりつけの小児科や地域の救急相談窓口に連絡して指示を仰ぎましょう。
- 部屋を涼しくし服を1枚脱がせても熱は下がらないか?(うつ熱の確認)
- 顔色や唇の色が悪くないか、呼吸は苦しそうでないか?
- ぐったりして呼びかけへの反応が鈍くないか?
- 母乳やミルクをいつも通り飲めているか?
- おしっこはちゃんと出ているか?(6時間以上出ていない場合は注意)
- いつから熱があるか、症状を伝えるメモは準備したか?
- 母子手帳・保険証・医療証はバッグに入れたか?
- 判断に迷うなら#8000に電話で相談したか?
特に生後28日以内の新生児で38度以上の発熱がある場合は、重篤な細菌感染症のリスクが高いため、様子見をせずに即座に医療機関を受診することが医学的に推奨されています。
病院へ行く前に!落ち着いて準備すべきこと

新生児の体温が38度を超えると、見ているだけで不安になりますよね。
でも、ママやパパが慌ててしまうと、赤ちゃんもその不安を敏感に感じ取ってしまいます。
まずは一呼吸おいて、落ち着きましょう。
病院へ連絡したり、受診したりする前に、冷静に赤ちゃんの様子を観察し、必要な準備を整えることが何よりも大切なんです。
しっかり準備をしておけば、いざという時にスムーズに行動できますよ。
医師に伝えるべき情報メモの作り方
いざ小児科を受診しても、焦ってしまって「あれ、いつから熱が出たんだっけ?」と、うまく症状を説明できなかった…なんて経験はありませんか?
そうならないためにも、赤ちゃんの状態をメモにまとめておくのがおすすめです。
限られた診察時間で、医師に的確な情報を伝えるための重要な準備なんですよね。
具体的には、以下の項目を参考にメモを作ってみましょう。
- いつから熱があるか(例:昨日の夜20時頃から)
- 体温の変化(例:37.5度から38.2度に上がった)
- 発熱以外の症状(咳、鼻水、ぐったりしていないか、呼吸の様子など)
- ミルクや母乳の飲み具合、おしっこやうんちの状態
- 周りの家族に体調不良の人はいないか
このひと手間で、診察がぐっとスムーズになりますよ。
受診時の持ち物リスト
赤ちゃんの急な発熱で病院を受診する際は、必要な持ち物を事前に準備しておくことが大切です。
特に夜間や休日の救急外来だと、待ち時間が長くなることも考えられます。
いざという時に慌てないように、普段から「病院セット」としてまとめておくと安心ですね!
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最低限、これだけは用意しておきたい持ち物リストです。
- 母子健康手帳
- 健康保険証、子ども医療費受給者証
- 診察券(かかりつけの場合)
- おむつ、おしりふき
- 汗をかいた時用の着替え、タオル
- 哺乳瓶、ミルク(必要な場合)
- 症状をまとめたメモとペン
これらをバッグに入れておけば、急な受診でも落ち着いて対応できるはずです。
新生児の発熱で考えられる原因と危険な病気

新生児の体温が38度を超えると、パパやママはとても心配になりますよね。
新生児の発熱には、単純に体が温まりすぎている生理的なものから、急いで病院へ行くべき危険な病気まで、さまざまな原因が考えられます。
まずは慌てず、赤ちゃんの様子をしっかり観察することが大切です。ここでは、新生児の発熱で考えられる原因について詳しく見ていきましょう。
体温調節が未熟なための発熱(生理的なもの)
新生児の赤ちゃんが熱を出したとき、もしかしたら病気ではないかもしれないって知っていましたか?
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分で上手に体温を調節する機能が未熟なんです。そのため、お洋服を着せすぎたり、お部屋が暖かすぎたりするだけで、簡単に体温が上がってしまうことがあります。
これは「うつ熱」と呼ばれる状態で、病気ではありません。まずは涼しい環境を整え、汗をかいていたら着替えをさせてあげましょう。それで熱が下がることも多いんですよ。
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ただし、様子を見ても熱が下がらない場合は、感染症の可能性も考えられるため、小児科を受診することが大切です。自己判断は禁物というわけです。
注意すべきウイルス・細菌感染症
新生児の発熱で最も警戒しなければならないのは、ウイルスや細菌が原因となる感染症です。
特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんの高熱は、重篤な病気が隠れている可能性を考えなくてはなりません。
例えば、細菌が血液に入り込んで全身に炎症が広がる「敗血症」や、脳を覆う膜が感染する「髄膜炎」、腎臓や膀胱で細菌が増える「尿路感染症」などがあります。
これらの病気は進行が早く、あっという間に赤ちゃんの状態が悪化してしまうことも。熱だけでなく、ミルクや母乳の飲みが悪い、ぐったりしている、機嫌が悪い、顔色が悪いなどの様子が見られたら、休日や夜間であっても迷わず救急病院を受診してください。
赤ちゃんの命を守るためには、迅速な判断が何よりも重要なんです。
- うつ熱による発熱は環境を整えれば改善することが多い
- 感染症による発熱は急速に進行することがある
- 判断に迷ったら迷わず医療機関を受診する
受診を待つ間の自宅でのケアと注意点

新生児の赤ちゃんが38度の熱を出すと、パパやママは本当に不安になりますよね。
病院やクリニックを受診するまでの時間、どう過ごせばいいのか、何をしてあげられるのか迷うこともあるでしょう。
しかし、慌てて行動する前に、まずは落ち着いて赤ちゃんの様子をしっかり観察することが大切です。
ここでは、受診を待つ間に家庭でできる適切なケアと、絶対にやってはいけない注意点について解説します。
やってはいけないNG対応:自己判断での解熱剤使用
新生児の発熱で絶対にやってはいけないこと、それは自己判断で薬を使うことです。
熱でぐったりしている赤ちゃんを見ると、少しでも楽にしてあげたい一心で、市販の解熱剤や上の子のために処方された薬を使いたくなるかもしれません。
ですが、それは非常に危険な行為なんです。
新生児の体はまだ未熟で、使える薬の種類はごく限られています。
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医師の指示なく薬を使うと、重い副作用を引き起こす可能性があり、かえって赤ちゃんの状態を悪化させてしまうことも。
休日や夜間であっても、必ず小児科や救急病院に連絡し、指示を仰ぐようにしてください。
正しい水分補給と衣服の調整
赤ちゃんの熱が出たとき、ご家庭でのケアの基本となるのが水分補給と衣服の調整です。
新生児はただでさえ脱水を起こしやすいので、発熱時は特に注意が必要なんですよね。
母乳やミルクは、赤ちゃんが欲しがるタイミングで欲しがるだけ与えて、こまめに水分を補給してあげましょう。
また、汗をかいている様子が見られたら、濡れた肌着はすぐに着替えさせてあげてください。
汗で体が冷えてしまうのを防ぐためです。
熱があるからと厚着をさせると、かえって体温がこもってしまいます。
普段より1枚少なめくらいの薄着を心がけ、快適な状態を保ってあげることが大切です。
体を冷やす(クーリング)の適切な方法
ぐったりして辛そうな赤ちゃんを見ると、少しでも熱を和らげてあげたいと思いますよね。
そんなときは、体を冷やす「クーリング」を試してみるのも一つの方法です。
ただし、赤ちゃんが嫌がらないことが大前提。
無理強いはせず、様子を見ながら行いましょう。
タオルでくるんだ保冷剤や、水で濡らして絞ったタオルなどを、太い血管が通っている場所にそっと当ててあげると効果的です。
冷やしすぎると逆効果になることもあるので、短時間から試してみてくださいね。
赤ちゃんの機嫌や顔色をしっかり観察しながら、優しくケアしてあげましょう。
- 首のうしろ
- 脇の下
- 足の付け根(そけい部)
解熱剤の自己判断での使用は絶対に避けてください。新生児に使用できる薬は限られており、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。必ず医師の指示を仰ぎましょう。
夜間・休日の相談窓口|迷ったらまず電話を

新生児の赤ちゃんが急に38度の熱を出すと、本当に心配になりますよね。
特に、かかりつけの小児科が閉まっている休日や夜間は、どうしたらいいか分からず不安でいっぱいになってしまうものです。
救急車を呼ぶべきか、すぐに病院へ受診すべきか、それとも朝まで様子を見てもいいのか…。
そんなふうに迷ったとき、まず電話で専門家に相談できる窓口があるって知っていましたか?
慌てて行動する前に、これから紹介する窓口をぜひ活用してくださいね。
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小児救急電話相談(#8000)
「#8000」は、休日や夜間などに子どもの急な発熱や体調不良で困ったときに、小児科の医師や看護師に電話で相談できる窓口です。
赤ちゃんの症状を伝えることで、適切な対処法や、すぐに病院を受診する必要があるかといったアドバイスを受けられます。
全国どこからでも同じ「#8000」という番号にかければ、お住まいの都道府県の相談窓口に自動でつながるんです!
これは本当に心強いサービスですよね。
電話をする前に、赤ちゃんの機嫌や母乳・ミルクの飲み具合、おしっこの回数など、普段の様子との違いを観察しておくと、スムーズに相談できますよ。
救急安心センター事業(#7119)
急な発熱やケガで、「これは救急車を呼んだほうがいいのかな?」と判断に迷ったことはありませんか?
「#7119」は、まさにそんなときに頼りになる相談窓口なんです。
医師や看護師、トレーニングを受けた相談員が24時間365日体制で対応してくれます。
症状を伝えることで、緊急性の判断や、応急手当の方法、受診可能な医療機関などを案内してもらえます。
緊急性が高いと判断された場合は、そのまま救急車の要請もしてくれるんですよ。
ただし、この事業は一部の地域で実施されているため、お住まいの地域が対象か事前に確認しておくと安心です。
電話相談は医師や看護師が対応しますが、診断や薬の処方は行われません。あくまで相談とアドバイスのサービスです。最終的な判断は必ず医師の診察を受けてください。
よくある質問

Q. 新生児の平熱は何度くらいですか?
A. 新生児の平熱には個人差がありますが、一般的に36.5度~37.5度くらいとされています。大人よりも少し高めなのが特徴です。ただし、衣類や室温の影響を受けやすいため、静かにしている状態で何度か測ってみるのがおすすめです。
Q. 厚着による「うつ熱」と感染症の発熱は、どう見分ければいいですか?
A. 厚着や暖かい部屋が原因の「うつ熱」の場合、部屋を涼しくして衣服を1枚脱がせるなど、環境を調整すると30分程度で自然に熱が下がることが多いです。一方で、感染症の場合は環境を整えても熱が下がりません。顔色が悪い、ぐったりしているなどの症状があれば感染症の可能性が高いと考え、すぐに受診しましょう。
Q. 病院へ行く前に、市販の解熱剤を使ってもいいですか?
A. 絶対にやめてください。新生児の体は非常にデリケートで、自己判断で解熱剤を使うと重い副作用を引き起こす可能性があります。市販薬はもちろん、上の子のために処方された薬を使うのも危険です。必ず医師の診察を受け、指示された薬だけを使うようにしてください。
Q. 夜間や休日に受診できる病院はどうやって探せばいいですか?
A. まずはかかりつけの小児科に電話してみましょう。留守番電話で夜間・休日の対応について案内がある場合があります。それが難しい場合は、お住まいの自治体のホームページや広報誌で休日・夜間急病診療所の一覧を確認できます。また、「#8000」や「#7119」に電話して相談し、受診可能な医療機関を教えてもらうのも確実な方法です。
Q. 38度未満の熱で機嫌も良い場合、家でどうケアすればいいですか?
A. まずは赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えてあげることが大切です。室温を20~24度くらいに保ち、汗をかいていたらこまめに着替えさせてあげましょう。水分補給も重要なので、母乳やミルクは欲しがるだけ与えてください。ただし、38度以上の発熱になった場合は、すぐに医療機関に相談してくださいね。
Q. 病院を受診したら、どんな検査をされることが多いですか?
A. 新生児、特に生後1ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の熱を出した場合、重篤な細菌感染症(敗血症や髄膜炎など)を調べるために入院となることが多いです。血液検査や尿検査、場合によっては髄液検査などを行い、原因を特定して治療を開始します。
Q. 生後何か月までが「新生-児」で、特に発熱に注意が必要ですか?
A. 一般的に、生後28日未満の赤ちゃんを「新生児」と呼びます。この時期は免疫機能が特に未熟で、感染症に対する抵抗力が非常に弱いため、発熱には最大の注意が必要です。生後3ヶ月頃までは同様にリスクが高いと考え、38度以上の熱が出たら時間帯にかかわらず受診することが推奨されています。
Q. 子ども医療電話相談(#8000)は、全国どこからでも使えますか?
A. はい、#8000は全国どこからでもかけられます。携帯電話や固定電話から「#8000」をプッシュすると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動で転送される仕組みになっています。相談時間は都道府県によって異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
新生児の38度の発熱、パパやママにとっては本当に心臓が縮む思いですよね。
でも、この記事を読んで、どんな時にどう行動すればいいか、少し見通しが立ったのではないでしょうか?
一番大切なのは、慌てず、でもためらわないこと。
特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんの高熱は、原則すぐに受診が鉄則です。
そして、熱の高さだけでなく、赤ちゃんの機嫌や顔色、おっぱいやミルクの飲み具合など、全身の状態をしっかり観察してあげてくださいね。
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一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、大切な赤ちゃんを守っていきましょう!



