生まれて2週間、感動も束の間、新生児の赤ちゃんの「体重」って本当に気になりますよね。「ちゃんと増えてるかな?」「もしかして増えすぎ?」と、毎日ドキドキしながら体重計に乗せているママやパパも多いのではないでしょうか?
生後2週間頃は、一度減った体重が元に戻り、ぐんぐん成長し始める大切な時期です。
この記事を読めば、体重増加の目安から、増えない・増えすぎるときの原因と対処法、さらにはお家での正しい体重の測り方まで、あなたの不安がスッと軽くなるはず!数字に一喜一憂する毎日から卒業して、もっと心穏やかに赤ちゃんと向き合うヒントを見つけてくださいね。
- 生理的体重減少は自然な現象。生後1〜2週間で出生時の体重に戻るのが一般的。
- 出生体重に戻った後の増加目安は1日25g〜30g。日々の増減に一喜一憂しすぎないで!
- 体重が増えない時は「授乳量・回数」「飲み方」「赤ちゃんの体調」の3つをチェック。
- 体重が増えすぎな場合、母乳なら基本的に心配無用。ミルクは量や間隔の調整を検討。
- 数字だけでなく、おしっこやうんちの状態、機嫌や活気など赤ちゃんの全体像を見守ることが大切。
生後2週間の体重増加の目安は?生理的体重減少からの回復
生まれてきてくれてありがとう!という感動も束の間、新生児期の育児は心配の連続ですよね。
特に「ちゃんと大きくなっているかな?」という体重の増加は、多くのママやパパが気になるポイントではないでしょうか。
生後2週間頃は、一度減った体重が生まれた時の重さに戻り、本格的な成長が始まる大切な時期。
この記事では、新生児の体重変化のメカニズムと、生後2週間の体重増加の目安について解説します!
生理的体重減少とは?いつまでに出生体重に戻る?
生理的体重減少とは、生まれたばかりの赤ちゃんにみられる自然な体重減少のことです。
お腹の中にいた時に蓄えていた水分が、おしっこや汗として体の外に出ていくことで、一時的に体重が5〜10%ほど減るんです。
これは病的なものではなく、ほとんどの赤ちゃんに起こる正常な変化なので、心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
一般的に、生後3〜5日頃に体重が一番少なくなり、その後は母乳やミルクを飲むことで徐々に増加していきます。
そして、多くの赤ちゃんが生後1週間から2週間までには、生まれた時の体重(出生体重)に戻ります。
生理的体重減少は正常な変化で、5〜10%程度の体重減少は心配無用。生後3〜5日で最も軽くなった後、1〜2週間で出生体重に戻ります。
1日あたりの体重増加の目安は「25g〜30g」
出生体重に戻った後の赤ちゃんは、1日あたり「25g〜30g」のペースで体重が増えていくのが一般的です。
ただし、これはあくまで目安の数字!
毎日きっちりこの通りに増えるわけではなく、日によって増え方が違うのはごく自然なことなんです。
授乳の量や回数、その日の機嫌によっても体重の増え方は変化します。
毎日のわずかな変化に一喜一憂するよりも、1週間単位で増えているかを確認するくらいの気持ちでいると、ママやパパの疲労も少し和らぐかもしれませんね。
赤ちゃんの顔色も良く、おしっこや便がしっかり出ていれば、順調に成長しているサインです。
ママ
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成長曲線(パーセンタイル曲線)で発育のペースを確認しよう
「うちの子の成長ペースって、他の子と比べてどうなんだろう?」そんな風に心配になったことはありませんか?
そんな時は、母子健康手帳に載っている「成長曲線(パーセンタイル曲線)」を確認してみましょう。
これは、たくさんの赤ちゃんの身長や体重のデータを集めて作られたグラフで、わが子の成長のペースを客観的に見ることができます。
大切なのは、曲線の帯から外れているかどうかではなく、その子なりのペースで曲線に沿って大きくなっているかという点なんです。
もしグラフから大きく外れていたり、体重の増加が心配だったりする場合は、一人で抱え込まずに1ヶ月健診などの機会に医師や助産師に相談してみてくださいね。
新生児の体重が増えない?考えられる3つの原因と対処法

「うちの子、なかなか体重が増えないかも…」と心配になることもあるでしょう。
育児書通りの成長曲線じゃなくても大丈夫!これから、考えられる原因と具体的な対処法を3つのポイントに分けて解説していきます。
- 授乳回数は1日8回以上?欲しがるサインを見逃していませんか?
- 授乳中に「こっくん」と飲み込む音がリズミカルに聞こえますか?
- おしっこでずっしり重いおむつが1日に6回以上ありますか?
- 手足を元気に動かし、泣き声に力がありますか?肌にハリはありますか?
- 赤ちゃんが授乳に集中できる、静かで快適な環境ですか?
- ママ自身、食事や水分をしっかり摂り、休息できていますか?
- 体重は毎日同じ時間・同じ条件(授乳前など)で測れていますか?
原因1:母乳・ミルクが足りていないかも?授乳のチェックリスト
特に母乳育児の場合、どれくらい飲んでいるか量が直接見えないため、不安になりがちですよね。
でも、赤ちゃんの様子をしっかり観察すれば、足りているかどうかのヒントが見つかるんです!
おしっこやうんちの回数、授乳後の赤ちゃんの機嫌などを記録してみましょう。
以下のチェックリストで、日々の授乳を振り返ってみてください。
- 授乳回数は1日8〜12回以上ありますか?
- おしっこは1日に6回以上出ていますか?(おむつがずっしり重い)
- うんちの色や状態はいつもと変わりありませんか?
- 授乳後、赤ちゃんは満足そうにしていますか?
- ママのおっぱいの張りは授乳後に和らぎますか?
原因2:うまく飲めていない?授乳姿勢や吸い付き方の見直し
実は、授乳時間は十分でも、赤ちゃんがうまく飲めていないケースは少なくないんです。
赤ちゃんが上手に吸えていないと、飲むのに疲れてしまって十分な量の母乳やミルクを摂取できないことがあります。
ポイントは、授乳時の姿勢と赤ちゃんの吸い付き方(ラッチオン)。
赤ちゃんが口を大きく開け、乳首だけでなく乳輪まで深くくわえられているかを確認してみましょう。
「こくん、こくん」とミルクを飲み込む音が聞こえていれば、うまく飲めているサインです。
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原因3:赤ちゃんが疲れている?哺乳以外のサインも確認
一生懸命飲んでいるように見えても、すぐに寝てしまったり、ぐずりが多かったり…。
もしかしたら赤ちゃん自身に飲む体力がなかったり、疲れているサインかもしれません。
哺乳量だけでなく、赤ちゃんの全身の状態をチェックすることも大切なんです。
顔色が悪くないか、黄疸が強く出ていないか、発熱はないかなど、いつもと違う様子がないか観察しましょう。
また、睡眠不足や環境の変化なども、赤ちゃんの疲労につながることがあります。
もし機嫌が悪い、ぐったりしているなど心配な変化が見られたら、一人で抱え込まずに、かかりつけの病院や地域の保健師さんへすぐに相談してくださいね。
- 授乳のチェックリストで哺乳状況を確認
- 吸い付き方と授乳姿勢を見直してみる
- 体重以外にも顔色や機嫌など全身状態をチェック
新生児の体重が増えすぎ?母乳とミルクで異なるチェックポイント

生まれて2週間、新生児の赤ちゃんの体重がぐんぐん増えると「このペースで大丈夫?」と心配になること、ありますよね。
でも実は、授乳方法によってチェックするポイントが少し違うって知っていましたか?
ここでは母乳とミルク、それぞれのケースで体重増加についてどう考えればいいのかを解説します!
母乳育児の場合:基本的には心配いりません
母乳で育てている赤ちゃんの体重がぐんぐん増えて、「もしかして増えすぎ?」と心配になっていませんか?
実は、母乳育児の場合、新生児の体重が増えすぎることはほとんどないと言われています。
赤ちゃんは自分に必要な量を飲む自己調節機能を持っているからなんです!
授乳のたびに欲しがるだけあげて大丈夫ですよ。
体重の数字だけにとらわれず、赤ちゃんの機嫌がよく、おむつのおしっこや便がしっかり出ていれば、順調に発達しているサインです。
ミルク・混合栄養の場合:授乳間隔と量の確認を
ミルクや混合栄養の場合は、母乳育児とは少しチェックポイントが異なります。
ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかるため、授乳量や間隔の調整が大切になってくるんです。
パッケージに記載されている量はあくまで目安。
赤ちゃんの機嫌や飲みっぷりを見ながら、その子に合った量を見つけてあげましょう。
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毎回の授乳時間やミルクの量を記録しておくと、変化が分かりやすく、病院で相談する際にも役立ちます。
心配なことがあれば、一人で抱え込まずに家族と共有したり、小児科医や助産師さんに相談してみてくださいね。
自宅でできる!赤ちゃんの正しい体重の測り方と頻度

新生児期、特に生まれてから2週間頃までの赤ちゃんの体重は、ちゃんと成長しているかを知るための大切な指標です。
そこで今回は、ご自宅でできる赤ちゃんの正しい体重の測り方と、適切な測定頻度について詳しく解説していきます!
ベビースケールを使った正確な測定方法
赤ちゃんの体重を正確に測るには、赤ちゃん専用の「ベビースケール」を使うことがおすすめです。
大人用の体重計で抱っこして測る方法もありますが、10g単位で細かく測れるベビースケールの方が、日々のわずかな成長の変化を正確に記録できます。
測るタイミングは、毎日なるべく同じ条件にすることがポイントです。
例えば、沐浴やお風呂の後、おむつを替えた清潔な状態で測るのがいいですね。
授乳やミルクの直後は飲んだ分だけ重くなってしまうので、授乳前の空腹時に測るのが基本なんです!
測定の頻度は?毎日の計測は一喜一憂の原因にも
赤ちゃんの体重測定の適切な頻度は、成長の段階によって変化します。
特に新生児期から生後1ヶ月頃までは、毎日の測定が推奨されることが多いです。
これは、順調に母乳やミルクを飲めているかを確認するための大切な記録になるからなんです。
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赤ちゃんの体重は、その日の便の回数や量などによっても微妙に変化します。
そのため、数字だけに囚われず、赤ちゃんの機嫌や顔色、おしっこや便の状態など、全体的な様子を見守ることが何より重要です。
測定は毎日同じ条件(授乳前、清潔な状態)で行い、日々の変化に一喜一憂せず、長期的な視点で成長を見守りましょう。
数字だけじゃない!体重以外に確認したい赤ちゃんの健康サイン

新生児期、特に生まれて2週間の赤ちゃんの体重は、ママやパパにとって一番の関心事かもしれませんね。
でも、数字のわずかな変化に悩みすぎる必要はないんですよ。
育児において大切なのは、体重というひとつの指標だけでなく、赤ちゃんの全体的な様子から成長のサインを読み取ってあげることなんです。
おしっことうんちの回数・色・状態
おむつ替えのとき、何気なくおしっこやうんちの状態をチェックしていますか?
実はこれ、赤ちゃんがしっかりミルクや母乳を飲めているかを知るための、とっても大切な手がかりなんです。
おしっこは、1日に6回以上出ていて、色が薄い黄色なら十分な水分がとれているサイン。
うんちの色や回数は個人差が大きいですが、黄色や緑がかった色で、水っぽすぎたり硬すぎたりしなければ、ひとまず安心です。
もし、おしっこの回数が極端に少なかったり、便の色が白や赤、黒っぽかったりした場合は、かかりつけの病院に相談しましょう。
赤ちゃんの機嫌や活気、肌のハリ
赤ちゃんの機嫌や活気は、心と体の健康状態を映し出す鏡のようなものです。
授乳や睡眠の時間以外で、ごきげんに過ごしている時間帯はありますか?
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手足を元気にバタバタ動かしたり、泣き声に力があったりするのも、活気がある証拠です。
また、肌にハリがあるか、顔色は良いかもチェックしましょう。
肌のハリがなかったり、顔色が悪かったり、黄疸が長引く、発熱があるなどの変化が見られたら、すぐに病院の診察を受けてください。
- おしっこや便はしっかり出ているか
- 顔色や肌のハリは良いか
- 手足を元気に動かしているか
- 授乳やミルクを飲む力は弱まっていないか
- 機嫌よく過ごしている時間があるか
一人で悩まないで。専門家への相談タイミングと相談先

新生児との生活は、喜びと同時にたくさんの「これでいいのかな?」という心配がつきものですよね。
特に、赤ちゃんの体重や成長の変化は、ママやパパにとって大きな関心事です。
でも、安心してください。あなたは一人ではありません!
専門家のサポートを上手に活用して、心穏やかに赤ちゃんと向き合う時間を作りましょう。
まずは「2週間健診」を活用しよう
「2週間健診」とは、産後2週間ごろに行われる赤ちゃんとママのための健康診査です。
多くの産院で実施されており、赤ちゃんの体重測定や黄疸のチェック、全身の診察を通して、順調に成長しているかを確認します。
この時期は、赤ちゃんの体重が生まれた時よりも一時的に減った後、再び増え始める大切な変化のタイミングなんですよね。
また、ママの体調回復や心の状態、授乳やミルクに関する相談もできる絶好の機会です。
日頃のささいな心配事も、この時に記録しておいて、ぜひ質問してみてください。
こんな時はすぐ相談!受診や相談の目安
「なんだかいつもと様子が違うかも…」と感じた時、それは赤ちゃんからの大切なサインかもしれません。
でも、どの程度の変化で病院に相談すべきか、判断に迷うことも多いですよね。
そんな時は、以下のリストを目安にしてみてください。
- 体重の増えが1日あたり25g未満、または体重が減り続けている
- 授乳やミルクをあまり飲まず、ぐったりしている
- 1日のおしっこのおむつが6回未満と極端に少ない
- 肌や白目の黄疸が日に日に強くなっている
- 38度以上の発熱がある
もちろん、これ以外でも「おかしいな」と感じたら、ためらわずに専門家へ連絡することが大切です。
ママの直感は、意外と当たるものなんですよ。
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相談できる場所(産院・小児科・助産師・保健センター)
2週間健診を終えた後も、育児の悩みや相談ができる場所はたくさんありますので、安心してくださいね。
例えば、出産した産院や、かかりつけの小児科は、病気や発達の心配がある時に頼りになります。
母乳や授乳、沐浴といった日々のお世話に関する悩みなら、助産師さんに相談するのがおすすめです。
訪問サポートをしてくれる場合もありますよ。
また、お住まいの地域にある保健センターも心強い味方です。
保健師さんが電話や面談で親身に相談に乗ってくれますし、同じ月齢の赤ちゃんとママが集まる場を提供してくれることも。
気軽に話せる場所をいくつか知っておくだけで、育児の疲労感はぐっと軽くなるはずです。
2週間健診を有効活用し、不安な症状があれば迷わず相談を。産院・小児科・助産師・保健センターなど頼れる場所はたくさんあります。
よくある質問

Q. 赤ちゃんの体重は毎日測ったほうがいいですか?
新生児期は毎日の測定が推奨されることが多いですが、日々のわずかな増減に一喜一憂してしまうなら、2〜3日に1回や週に1〜2回でも大丈夫です。大切なのは、神経質になりすぎず、長期的な視点で増加傾向を確認することです。
Q. 1日の体重増加が25gに満たない日がありました。大丈夫でしょうか?
一日だけ目安に届かなくても、すぐに心配する必要はありません。赤ちゃんの体重は日によって増え方が異なります。機嫌が良く、おしっこやうんちがいつも通り出ているなら、2〜3日や1週間単位で体重が増えているかを見守りましょう。
Q. 母乳だけで育てていますが、体重が増えすぎな気がします。授乳回数を減らすべきですか?
母乳育児の場合、赤ちゃんは自分で飲む量を調節できるため、基本的に体重が増えすぎる心配はありません。赤ちゃんの機嫌がよければ、欲しがるだけあげて大丈夫です。成長のペースには個人差があるので、成長曲線に沿って伸びていれば問題ありません。
Q. ミルクの量はパッケージに記載されている通りにあげるべきですか?
ミルクのパッケージに記載されている量はあくまで目安です。赤ちゃんの飲みっぷりや機嫌、体重の増え方を見ながら、その子に合った量に調整してあげましょう。毎回きっちり飲み干さなくても、1日のトータル量で考えてみてください。
Q. 生理的体重減少では、どれくらい体重が減るのが普通ですか?
生理的体重減少は、出生体重の5〜10%程度が一般的です。例えば3,000gで生まれた赤ちゃんなら、150g〜300gほど減少する計算になります。これは病気ではなく自然な現象なので、過度に心配しなくても大丈夫ですよ。
Q. 出生体重に戻るのが2週間を過ぎそうです。大丈夫でしょうか?
多くの赤ちゃんは生後1〜2週間で出生体重に戻りますが、これには個人差があります。戻るのが少し遅くても、その後に体重が増加傾向にあれば問題ないことが多いです。心配な場合は、2週間健診などで医師や助産師に相談してみましょう。
Q. 授乳中に赤ちゃんが寝てしまいます。どうすればいいですか?
赤ちゃんが授乳中に寝てしまうのはよくあることです。足の裏を優しくくすぐったり、一度ゲップをさせてみたり、おむつを替えてみたりすると、目を覚ましてまた飲んでくれることがあります。それでも飲まない時は、無理せず次の授乳タイミングを待ちましょう。
Q. うちの子、成長曲線からはみ出しそうです。心配です。
母子手帳の成長曲線はあくまで平均的な目安です。大切なのは、帯から外れているかどうかではなく、その子なりのペースで曲線に沿って成長しているかです。もし急にカーブが横ばいになったり、大きく外れて心配な場合は、一人で悩まず健診などで専門家に相談してくださいね。
まとめ
生後2週間の赤ちゃんの体重管理、本当におつかれさまです!毎日のわずかな数字の変化に、ホッとしたり、不安になったり…気持ちが揺れ動くのは当然のことです。
大切なのは、体重という数字だけに一喜一憂しすぎないこと。赤ちゃんの機嫌はどうか、おしっこやうんちはしっかり出ているか、元気な泣き声かなど、赤ちゃんの全身の状態を愛情たっぷりに観察してあげてくださいね。それが何よりの成長のサインです!
もしこの記事を読んでも不安が解消されない場合は、絶対に一人で抱え込まないでください。2週間健診や1ヶ月健診で助産師さんに相談したり、かかりつけの小-児科医や地域の保健センターに電話してみるのも素晴らしい一歩です。専門家は、がんばるママとパパの強い味方ですよ!



