新生児が3時間起きない!大丈夫?授乳の判断基準と対処法ガイド

新生児に授乳するママ

生まれたばかりの新生児が、授乳の時間になっても3時間以上起きないと「このまま寝かせていいの?」「お腹は空いていない?」と心配になりますよね。

この記事では、新生児が3時間以上起きないときに、授乳のために起こすべきかどうかの判断基準を分かりやすく解説します。

体重の増え方やおしっこの回数などのチェックポイントから、赤ちゃんに負担をかけない上手な起こし方までご紹介!もう一人で悩まなくて大丈夫ですよ。

この記事の要点はココ!
  • 新生児の授乳間隔が5時間以上空く場合は、一度起こして授乳するのが基本
  • 体重が順調に増え、おしっこが1日6回以上出ていれば様子見でOK
  • 体重が増えない、黄疸が見られる、早産児の場合は3時間ごとに起こして授乳を
  • ぐったりしている、顔色が悪いなど、いつもと違う様子ならすぐに病院へ相談

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新生児が3時間起きない…基本は起こして授乳を

生まれたばかりの新生児が、授乳の時間になってもぐっすり。
3時間以上起きないと「お腹は空いていないのかな?」「このまま寝かせておいていいの?」と心配になるママやパパは多いのではないでしょうか。

結論から言うと、授乳間隔が5時間も空いてしまうようであれば、一度起こして授乳をしましょう。
赤ちゃんはまだ体力がなく、空腹をうまく泣いて伝えられない場合もあるんですよね。

赤ちゃんの健やかな成長のためには、定期的なミルクや母乳からの栄養補給が欠かせません。
体重が順調に増えているかどうかが、ひとつの大切な目安になります。

ママ

気持ちよさそうに寝ていると、起こすのがかわいそうな気もしてしまって…。

そのお気持ち、とてもよく分かります。でも、新生児期の授乳は、赤ちゃんの成長と生活リズムの土台を作る大切なケアなんです。

STUDY PARK

もちろん、いちばん大切なのは赤ちゃんの様子をしっかり観察すること。
顔色や呼吸、体温などに変化がないか、機嫌はどうかなど、総合的に見て判断しましょう。

もし少しでも心配な様子が見られたり、体重の増え方が気になったりする場合は、一人で抱え込まずに病院へ。
医師や看護師に相談して、適切なサポートやケアを受けることが大切です。
育児の不安は、専門家と共有することで軽くなりますよ。

【チェックリスト】授乳間隔が3時間以上でも様子を見て良い場合

【チェックリスト】授乳間隔が3時間以上でも様子を見て良い場合

無理に起こして授乳する前に、まずは赤ちゃんの様子をしっかり観察してみましょう。これからご紹介する3つのポイントをクリアしていれば、多くの場合、心配しすぎる必要はありませんよ。

①体重が順調に増えているか

赤ちゃんの体重は、成長を測る大切なバロメーターです。
生まれた直後は一時的に体重が減る「生理的体重減少」が見られますが、通常は生後1〜2週間で生まれた時の体重に戻ります。

その後、1日に25g〜30gほどのペースで順調に増えているなら、赤ちゃんは自分に必要な量の母乳やミルクをしっかり飲めていると考えて良いでしょう。
母子健康手帳に載っている成長曲線グラフも、ぜひ参考にしてみてくださいね。この成長曲線に沿って増えていれば、睡眠時間が長くても心配いらないことが多いんです。

ママ

最近よく寝るんですが、体重がちゃんと増えているか、毎回ドキドキしちゃいます…。

1日に25g〜30g増が目安ですよ。焦らず赤ちゃんのペースを観察してあげてくださいね。

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②おしっことうんちが十分に出ているか

毎日のおむつ替えのとき、何をチェックしていますか?
実は、おしっこやうんちの状態は、赤ちゃんの水分と栄養が足りているかを知るための重要なサインなんです。

特に注目したいのが、おしっこの回数と色。
1日に6回以上、透明から薄い黄色のおしっこが出ていれば、必要な水分はしっかり摂れていると考えて大丈夫です。

うんちの回数や状態も、赤ちゃんの健康状態を知る手がかりになります。
これらを毎日観察することで、授乳量が足りているかどうかの目安になるって、育児の豆知識ですよね!

③赤ちゃんの機嫌や顔色が良く、活気があるか

赤ちゃんの「活気」とは、起きているときに心と体が元気かどうかを示すサインのことです。
授乳間隔が空いていても、他の時間帯の様子がいつも通りなら、心配の必要は少ないでしょう。

具体的には、以下のような点をチェックしてみてください。

  • 起きているときの機嫌が良いか
  • 肌の色つやが良いか
  • 手足を元気にバタバタ動かしているか
  • 泣き声に力強さがあるか

たとえ睡眠時間が長くても、起きたときにニコニコしていたり、力強く泣いたりする様子が見られれば、赤ちゃんは自分のリズムで満足している証拠です。
日頃から赤ちゃんの様子をよく観察し、小さな変化に気づいてあげることが、育児の安心に繋がるというわけです。

ポイントはココ!
  1. 体重が1日25g〜30g増えている
  2. おしっこが1日6回以上出ている
  3. 起きているときに機嫌が良く元気

特に注意!3時間以内に起こして授乳した方が良いケース

特に注意!3時間以内に起こして授乳した方が良いケース

新生児が3時間以上起きなくても、機嫌が良くぐっすり眠っていれば、基本的には赤ちゃんのペースに任せて大丈夫なことが多いです。
しかし、中には注意深く様子を観察し、時間になったら優しく起こして授乳を促した方が良いケースもあるんです。

体重の増えがゆるやかな赤ちゃん

赤ちゃんの体重の増え方がゆるやかだと、やっぱり心配になりますよね。
一度減った出生時の体重に戻った後、1日の体重増加が25gに満たない日が続くなど、成長のペースが心配な場合は授乳回数を増やす必要があります。

赤ちゃんによっては、お腹が空いても泣かずに眠り続けてしまうことも。
こまめに授乳の時間を設けることで、赤ちゃんが成長に必要な栄養をしっかりと摂取できるよう、ママやパパがケアしてあげましょう。

ママ

毎日体重を測っているのですが、なかなか増えなくて心配です…。

そのお気持ち、よく分かります。まずは授乳回数を1〜2回増やして様子を見てみましょう。焦らず赤ちゃんのペースで進めることが大切ですよ。

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黄疸の症状が見られる赤ちゃん

赤ちゃんの肌や白目が、なんとなく黄色っぽく見える…なんてこと、ありませんか?
これは「新生児黄疸」と呼ばれる症状で、多くの赤ちゃんに見られますが、注意深い観察が必要です。

黄疸の症状がある赤ちゃんは、生理的に眠りがちになる傾向があるんです。
授乳回数が減ってしまうと、黄疸の原因となる物質(ビリルビン)の排出が遅れ、症状が長引く原因にも。
赤ちゃんの顔色や様子をよく見ながら、3時間ごとを目安に起こしてしっかり授乳することが回復への近道です。

早産児・低出生体重児の赤ちゃん

予定日よりも早く生まれたり、出生体重が2500g未満だったりする赤ちゃんは、より多くのエネルギーを必要とする一方で、体力が少なく疲れやすい傾向があります。
お腹が空いていても、泣いて知らせる力が弱かったり、ミルクを飲む途中で疲れて眠ってしまったりすることも珍しくありません。

そのため、授乳の時間や量は大人がしっかり管理してあげる必要があります。
自己判断はせず、入院中の病院や地域の医師、助産師、看護師の指導に必ず従いましょう。
専門家のアドバイスを守ることが、赤ちゃんの健やかな成長への一番のサポートになります。

ぐっすり眠る赤ちゃんの上手な起こし方5ステップ

ぐっすり眠っている赤ちゃんを起こすのは心苦しいかもしれませんが、体重を増やし、健やかな成長をサポートするためには必要なケアなんです。

ここでは、赤ちゃんに負担をかけずに優しく起こすための5つのステップをご紹介します。赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、焦らず試してみてくださいね!

STEP.1
優しく声をかける
赤ちゃんの耳元で「〇〇ちゃん、ミルクの時間だよ」と名前を呼びながら優しく話しかけてみましょう。ママやパパの声は、赤ちゃんにとって一番の安心材料です。

STEP.2
肌に触れて刺激する
ほっぺや手足を優しくなでたり、軽くマッサージしたりして、触覚から刺激を与えます。心地よいタッチは、赤ちゃんの目覚めを穏やかに促してくれますよ。

STEP.3
おむつを替えてみる
少しひんやりとしたおしりふきや、おむつ替えの体勢の変化が、良い刺激になることがあります。授乳前にスッキリさせてあげるのも良い生活リズムにつながります。

STEP.4
足裏を優しく刺激する
足の裏を指で優しくこちょこちょとくすぐってみてください。少し強めの刺激になりますが、効果的なんですよ。

STEP.5
授乳の準備をする
口元に母乳や哺乳瓶の乳首をそっと近づけてみましょう。ミルクの匂いや感触で、お腹が空いていることを思い出し、目を覚ましてくれることがあります。

ママ

優しく触っても、なかなか起きてくれないんです…。強く揺さぶるのは怖いし、どうしたら良いでしょう?

わかります。そんな時は、足の裏を指で優しくこちょこちょとくすぐってみてください。少し強めの刺激になりますが、効果的なんですよ。

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ご注意

夜間授乳の際は部屋を明るくしすぎると赤ちゃんの生活リズムが整いにくくなる可能性があります。薄暗い照明で優しく起こしてあげましょう。

これらのステップを試してもなかなか起きない場合や、顔色、呼吸、体温など、赤ちゃんの様子に何か変化や心配な点があれば、迷わずかかりつけの病院や医師、看護師に相談してくださいね。

こんな症状はすぐに病院へ!受診を迷わないで

新生児が3時間以上起きなくても、多くは心配いりませんが、中には注意深く観察すべきサインもあります。
赤ちゃんの様子に少しでも変化を感じたら、それは体調不良のサインかもしれません。
育児において、ママやパパの「何かいつもと違うかも?」という直感は、とても大切なんです!

特に、以下のような症状が見られる場合は、すぐに医療機関へ相談しましょう。
自己判断で様子を見るのではなく、医師や看護師といった専門家の判断を仰ぐことが重要です。

  • 顔色が悪く、唇が紫色や真っ白になっている
  • 呼吸が速い、苦しそう、または一時的に止まっているように見える
  • ぐったりしていて、手足を動かすなどの刺激を与えても反応が鈍い
  • 母乳やミルクをまったく飲もうとしない
  • 体温が明らかに高い、または低すぎる

ママ

いつもと顔色が違う気がするんですが、これくらいで病院に行っていいのか迷います…。

ママの直感はとても大切です。迷ったときは、かかりつけの病院や子ども医療電話相談(#8000)に電話で相談するだけでもいいんですよ。

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夜間や休日でかかりつけの病院が開いていない時間でも、救急外来や相談窓口はあります。
「こんなことで電話していいのかな?」なんて心配は不要です!
赤ちゃんの小さな変化に気づけるのは、一番そばにいるママやパパだけ。
大切な命を守るため、ためらわずに専門家のサポートを求めてくださいね。

ポイントはココ!

迷ったときは子ども医療電話相談(#8000)に電話で相談できます。24時間対応で小児科医や看護師が対応してくれるので安心です。

よくある質問

FAQ よくある質問

Q.そもそも、なぜ新生児は3時間ごとに授乳が必要なのですか?

新生児は胃が小さく、一度にたくさんの母乳やミルクを飲むことができません。また、成長のためにたくさんの栄養を必要とします。そのため、3時間ごとの授乳でこまめにエネルギーを補給してあげる必要があるんです。

Q.夜中も同じように3時間で起こした方がいいのでしょうか?

はい、特に生後1ヶ月頃までは、昼夜を問わず3時間ごとの授乳が基本です。夜中にぐっすり眠っていても、体重の増えが気になる場合などは優しく起こして授乳してあげましょう。生活リズムは徐々に整っていきますよ。

Q.気持ちよさそうに寝ているのを起こすのが、かわいそうで罪悪感があります…。

そのお気持ち、とてもよくわかります。でも、新生児期の栄養は健やかな成長に不可欠です。赤ちゃんのために必要なケアだと考えて、優しく声をかけたり、おむつを替えたりして、穏やかに起こしてあげてくださいね。

Q.頑張って起こしても、全然飲んでくれない時はどうしたらいいですか?

無理に飲ませる必要はありませんが、少し時間をおいてから再チャレンジしてみましょう。部屋の明るさを変えたり、抱っこの仕方を変えたりすると飲むこともあります。それでも飲まない状態が続く場合は、他に原因があるかもしれないので小児科に相談しましょう。

Q.授乳間隔は、いつ頃から自然に空いてくるものですか?

個人差はありますが、一般的に生後1〜2ヶ月を過ぎて体重が順調に増えてくると、一度に飲める量が増え、徐々に授乳間隔が空いてくることが多いです。夜中に4〜5時間まとめて寝てくれるようになる子もいますよ。

Q.母乳とミルクで、授乳間隔の考え方は変わりますか?

一般的に、消化の良い母乳は2〜3時間、ミルクは3〜4時間と、ミルクの方が少し腹持ちが良いと言われています。ただし、これはあくまで目安です。赤ちゃんの様子を見ながら、欲しがるときにあげるのが基本です。

Q.赤ちゃんの体重は、毎日測った方が良いのでしょうか?

毎日測るのが理想ですが、ママやパパの負担になるようなら2〜3日に1回でも大丈夫です。大切なのは、1日単位のわずかな増減に一喜一憂せず、数日〜1週間単位で順調に増えているかという長期的な視点で見ることです。

Q.どのくらい寝ていたら「寝すぎ」と判断すればいいですか?

明確な基準はありませんが、生後1ヶ月未満で授乳間隔が5〜6時間以上空くことが続く場合は「寝すぎ」と考え、一度起こして授乳を試みましょう。特に体重の増えがゆるやかな場合は、こまめな授乳を心がけることが大切です。

まとめ

新生児が3時間以上起きないと心配になりますが、まずは赤ちゃんの様子をじっくり観察することが何より大切です。体重が順調に増えていて、おしっこもしっかり出ていれば、赤ちゃんのペースを尊重してあげても大丈夫なことが多いですよ。

一方で、体重の増えがゆるやかだったり、黄疸が見られたりする場合は、優しく起こして授乳してあげましょう。ママやパパの「いつもと違うかも?」という直感は、赤ちゃんの小さなサインをキャッチするアンテナになります。

この記事を参考に、まずは赤ちゃんの体重やおしっこの回数を記録することから始めてみませんか?それでも不安な時は、一人で悩まずにかかりつけの小児科や子ども医療電話相談(#8000)に気軽に電話してみてくださいね!