生まれたばかりの赤ちゃんの体重、ちゃんと増えているか心配になりますよね。新生児の体重増加は1日どれくらいが目安なのでしょうか?
増えすぎたり、逆に増えなかったり…母子手帳の成長曲線と見比べて一喜一憂してしまうママ・パパは少なくありません。この記事では、新生児の体重増加の目安から、増えない・増えすぎの原因と自宅でできる対処法まで、わかりやすく解説します。
赤ちゃんの健やかな成長を安心して見守るためのヒントが満載です!
- 新生児の体重増加は1日20g〜40gが目安ですが、個人差が大きいことを理解しましょう。
- 体重が増えない主な原因は哺乳量不足。まずは授乳回数や吸い付き方を見直すことが大切です。
- 体重が増えすぎる場合、母乳なら赤ちゃんの自己調整能力を信じ、ミルクなら量や間隔を調整します。
- 体重の数値だけでなく、赤ちゃんの機嫌やおしっこの回数など、全体的な様子を見て健康状態を判断しましょう。
- 育児の不安は一人で抱え込まず、心配なときはかかりつけ医や地域の保健師など専門家に相談することが重要です。
新生児の体重増加、まずは基本の目安を知ろう
生まれたばかりの赤ちゃんの体重増加は、多くのパパやママが気になることの一つではないでしょうか。
ちゃんと母乳やミルクを飲めているかな?順調に成長しているかな?と、毎日の育児の中で心配になる瞬間もありますよね。
まずは、新生児期の体重増加に関する基本的な目安を知ることから始めましょう。
生まれた直後の赤ちゃんは、一時的に体重が減る「生理的体重減少」が見られます。
これは体内の余分な水分が排出されるためで、ごく自然な現象なんです。
その後、生後1週間から10日ごろには出生時の体重に戻り、そこからぐんぐんと成長のペースが上がっていきます。
一般的に、生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは1日あたり20g〜40gほど体重が増えるのが平均的な目安と言われています。
もちろん、これはあくまで平均値。
赤ちゃんの成長には個人差があるため、この数字とぴったり同じでなくても心配しすぎる必要はありませんよ。
母子健康手帳にある「発育曲線」のグラフに、定期的に測る赤ちゃんの体重を記録してみましょう。
この成長曲線は、たくさんの赤ちゃんのデータを元に作られた成長の目安です。
自分の赤ちゃんが曲線のカーブに沿って増えているかを確認することで、成長のペースを視覚的に把握できます。
- 生理的体重減少は自然な現象
- 1日20〜40gの増加が目安
- 成長曲線のカーブに沿った増加が重要
ママ
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体重の増え方だけで一喜憂憂するのではなく、赤ちゃんの様子を総合的に見ることが大切です。
おっぱいやミルクの飲みは良いか、しっかり寝るか、おしっこやうんちは出ているか、そして何より赤ちゃん自身が元気で機嫌が良いか。
こうした日々の様子が、順調な発達のサインだったりするんです。
もし体重の増え方が心配な場合は、一人で悩まずに1ヶ月健診などの機会に病院で相談しましょう。
医師や看護師、助産師といった専門家が、授乳の量やペースなど、具体的なアドバイスをくれます。
育児の不安は、専門家に相談することで軽くなることも多いですよ。
【体重が増えない】体重増加が少ないときの原因と対処法

主な原因は哺乳量不足
新生児の体重が増えないと、ママやパパは「ミルクが足りないのかな?」と心配になりますよね。
赤ちゃんの体重増加がゆるやかになる原因の多くは、実はシンプルな「哺乳量不足」だったりするんです。
1日の授乳回数が8回未満だったり、赤ちゃんの吸う力が弱くて十分な量の母乳やミルクが飲めていなかったり。
おっぱいの吸い付き方が浅いだけでも、赤ちゃんの成長に必要な量を確保できていない可能性があります。
ごくまれに病気が隠れていることも考えられます。
増え方のペースが極端に少ないなど、気になることがあれば健診を待たずに病院の医師へ相談しましょう。
自宅でできる授乳の工夫と見直し
赤ちゃんの体重の増え方が気になるとき、まずはお家でできる授乳の工夫や見直しをしてみませんか?
基本は、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけあげることです。
まずは授乳回数を意識して、1日8回以上に増やしてみるのがおすすめなんです!
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- 1日の授乳回数は8回以上ありますか?
- 赤ちゃんの口は大きく開き、深く吸い付けていますか?
- 授乳中、赤ちゃんのあごがしっかり動いているのを確認できますか?
- 片方のおっぱいを最後まで吸わせてから、もう片方をあげていますか?
- おしっこは1日に6回以上出ていますか?
- ママはリラックスできる姿勢で授乳できていますか?
- 体重だけでなく、赤ちゃんの機嫌や肌のハリもチェックしていますか?
- 泣いたらすぐ授乳ではなく、オムツや室温なども確認していますか?
母乳だけでは足りないと感じる場合は、ミルクを足す混合栄養もぜひ検討してみてください。
赤ちゃんの成長のペースに合わせて、柔軟に対応していくことが大切です。
体重以外の健康チェックポイント
体重の数値や母子手帳の成長曲線グラフのカーブだけを、つい気にしてしまっていませんか?
実は、体重計の数字と同じくらい大切な健康のサインが、赤ちゃんの普段の様子にはたくさん隠れているんです。
体重の増え方には大きな個人差があるので、数字だけで一喜一憂せず、赤ちゃんの全体的な発達をチェックしてあげましょう。
- 機嫌は良いか、ニコニコしているか
- おしっこが1日に6回以上出ているか
- うんちが適度な回数出ているか
- 肌にハリやツヤがあるか
- 手足を元気に動かしているか
これらのサインが良好であれば、赤ちゃんは元気に成長している証拠です。
過度に心配しすぎず、ゆったりとした気持ちで毎日の育児を楽しんでくださいね。
【体重が増えすぎ?】体重増加が多いときの考え方

母乳育児の場合
母乳育児で赤ちゃんの体重がぐんぐん増えると、「もしかして飲み過ぎなのかな?」なんて心配になること、ありませんか?
でも、基本的には大丈夫なんです!
母乳で育つ赤ちゃんは、お腹がいっぱいになると自分で飲むのをやめる力を持っているんですよね。
これは、赤ちゃんの素晴らしい自己調整能力なんです。
もちろん、成長グラフの曲線から大きく逸脱していないかは、ひとつの目安になります。
ただ、体重の増え方には大きな個人差があるもの。
赤ちゃんのペースで元気に発達しているなら、その子の個性として温かく見守ってあげましょう。
ミルク・混合育児の場合
ミルクや混合育児の場合にまず確認したいのは、月齢に応じた授乳の量と間隔です。
赤ちゃんが泣くたびにミルクを与えていると、知らず知らずのうちに飲み過ぎになっていることがあるかもしれません。
泣いている理由は、必ずしも「お腹が空いた」だけではないって、意外と見落としがちですよね。
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眠かったり、オムツが気持ち悪かったりすることもしばしば。
一度、授乳の記録をつけてみて、1回の量や授乳のペースを見直してみるのがおすすめです。
それでも心配なときは、一人で悩まず乳幼児健診などで医師や看護師に気軽に相談してみましょう!
- 母乳の場合は赤ちゃんの自己調整能力を信頼
- ミルクの場合は適量と間隔を意識
- 泣く理由は空腹だけではない
正確に知りたい!自宅での赤ちゃんの体重測定方法

赤ちゃんの成長は、パパやママにとって何よりの喜びですよね。
でも同時に、母乳やミルクは足りているかな?順調に大きくなっているかな?と、体重の増え方が心配になることも多いのではないでしょうか。
特に新生児期は、次の健診まで間が空くこともあり、日々の成長が気になってしまうものです。
そんなとき、自宅で赤ちゃんの体重を測る方法を知っていると、育児の安心材料になります。
日々の体重を記録することで、赤ちゃんの成長ペースを把握でき、授乳量の目安にもなるんです。
正確な測り方を知って、赤ちゃんの成長を見守っていきましょう!
自宅で体重を測るベストなタイミングはいつ?
赤ちゃんの体重を正確に把握するためには、「いつ測るか」がとても重要になります。
なぜなら、授乳や排泄の前後で赤ちゃんの体重は簡単に変動してしまうからです。
そこでおすすめなのが、毎日なるべく同じ条件で測ることなんです!
例えば、朝起きておむつを替えた後や、沐浴の後など、生活リズムの中でタイミングを決めておくと続けやすいですよ。
条件を揃えることで日々のわずかな体重の増え方を正確に記録でき、赤ちゃんの成長ペースをしっかりと見守ることができます。
このひと手間が、ママやパパの安心につながるんですよね。
大人用の体重計で測っても大丈夫?
「ベビースケールがない場合、大人用の体重計でも測れるの?」という質問をよくいただきます。
結論から言うと、簡易的なら測定は可能です。
まず大人が赤ちゃんを抱っこして体重計に乗り、その数値から大人の体重を引くという方法ですね。
ただ、この方法には注意が必要です。
大人用の体重計は細かい単位まで表示されないものが多く、どうしても誤差が大きくなってしまうんです。
新生児期の赤ちゃんにとって、10gや20gの違いはとても大きいもの。
日々の細かな成長を記録したい場合は、やはり赤ちゃん専用のベビースケールを使うのがベストな選択だと言えます。
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正確に測るための5つのステップ
ベビースケールを使って、赤ちゃんの体重を正確に測るための手順を5つのステップでご紹介します。
この流れを覚えておけば、毎日の体重測定がスムーズになりますよ。
この手順で測ることで、より正確な赤ちゃんの体重を把握することができます。
記録した数値は、母子手帳の成長曲線グラフに書き込んでいくと、成長のペースが一目でわかって便利ですよ。
授乳量を測りたいときはどうする?
特に母乳育児の場合、「赤ちゃんがどれくらい飲んだか分からない」と心配になることがありますよね。
そんなときは、授乳量を測ることで飲む量を可視化でき、安心につながることがあります。
ベビースケールを使えば、授乳量を測ることも可能なんです!
測り方はとっても簡単。
授乳をする直前に赤ちゃんの体重を測り、その数値を記録しておきます。
そして、授乳が終わった後、おむつなどは替えずにそのままもう一度体重を測ります。
この授乳前後の体重の差が、赤ちゃんが飲んだ母乳やミルクの量というわけです。毎回測る必要はありませんが、心配な時に試してみるといいかもしれませんね。
授乳量を測る際は、授乳前後でおむつやお洋服の条件を同じにしてくださいね。正確な飲用量を知るためです。
こんなときは専門家へ。小児科や保健師への相談タイミング

赤ちゃんの体重増加については、多くのママやパパが心配になるポイントです。
母子健康手帳にある成長曲線のグラフと見比べて、「うちの子の成長ペースはこれでいいのかな?」と不安になることもありますよね。
もちろん、赤ちゃんの体重の増え方には大きな個人差があるのが大前提!
平均のグラフや数値はあくまで目安であって、すべての赤ちゃんがその通りに成長するわけではありません。
その子のペースで元気いっぱいに育っているなら、過度に心配しなくても大丈夫なんです。
とはいえ、心配なサインを見逃さないことも育児では大切です。
例えば、体重が成長曲線のカーブに沿って増えていなかったり、むしろ減ってしまったりする場合。
また、ミルクや母乳の飲みが急に悪くなったり、いつもより元気がない、ぐったりしているように感じるときも相談を検討するタイミングかもしれません。
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毎日赤ちゃんの様子を見ているママだからこそ気づける変化って、やっぱり重要なんですよね。
もし少しでも気になることがあれば、下記のチェックリストを参考にしてみてください。
- 体重が成長曲線のパーセンタイル帯から外れている、または急に減っている
- ミルクや母乳を飲む量が極端に少ない、または吐いてしまう
- おしっこやうんちの回数や量がいつもよりずっと少ない
- 顔色が悪く、ぐったりして元気がない
- 機嫌が悪く、泣き続けている
心配なことがあれば、まずはかかりつけの小児科の医師や、地域の保健センターにいる保健師さんや看護師さんに相談するのがおすすめです。
定期的な乳幼児健診は、赤ちゃんの成長や発達を確認するだけでなく、育児の悩みを相談する絶好の機会でもあります。
相談に行く際は、授乳の量や回数、おしっこの回数などを記録したメモを持っていくと、赤ちゃんの状況が伝わりやすく、的確なアドバイスがもらいやすくなりますよ。
一人で抱え込まず、専門家の力を借りるのが育児を上手に乗り切るコツだったりするんですよね。
- 成長には個人差があるが、急な変化は要注意
- 体重以外の元気さや機嫌も重要な指標
- 記録を持参して専門家に相談するのが効果的
よくある質問

Q.生まれた直後に赤ちゃんの体重が減るのはなぜですか?
生まれた直後の赤ちゃんは、体内の余分な水分が排出されるため一時的に体重が減ります。これは「生理的体重減少」と呼ばれる自然な現象で、通常は生後1週間から10日ほどで生まれたときの体重に戻りますので心配いりません。
Q.新生児の体重は1日に何グラム増えるのが目安ですか?
一般的に1日あたり20g〜40gほどの増加が目安とされています。ただし、これはあくまで平均値です。赤ちゃんの成長には個人差が大きいため、この数字とぴったり同じでなくても心配しすぎる必要はありませんよ。
Q.母子手帳の成長曲線から外れていても大丈夫ですか?
母子手帳の成長曲線はあくまで目安です。大切なのは、曲線のカーブに沿ってその子なりのペースで増えているかどうかです。体重だけでなく、赤ちゃんの機嫌やおしっこの回数など、総合的な様子を見て判断しましょう。
Q.赤ちゃんの体重が増えないとき、まず何をすればいいですか?
まずは授乳回数が足りているか確認してみましょう。1日に8回以上を目安に、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけあげるのが基本です。また、おっぱいの吸い付き方が浅くないかなど、授乳姿勢を見直してみるのも効果的です。
Q.母乳だけで体重が増えるか心配です。
母乳が足りているか心配なときは、授乳前後の赤ちゃんの体重を測る「授乳量測定」で飲んだ量を確認する方法があります。また、母乳にミルクを足す「混合栄養」も選択肢の一つです。一人で悩まず、医師や助産師に相談してみましょう。
Q.体重が増えすぎるのは飲み過ぎが原因ですか?
母乳育児の場合、赤ちゃんは満腹になると自分で飲む量を調整するため、基本的には心配いりません。ミルクや混合育児の場合は、月齢に合った量や間隔を守れているか確認しましょう。泣くたびにミルクを与えると飲み過ぎになる可能性もあります。
Q.自宅で赤ちゃんの体重を正確に測るコツはありますか?
赤ちゃん専用のベビースケールを使うのが最も正確です。毎日、朝起きておむつを替えた後など、決まったタイミングで裸の状態で測るのがコツ。条件を揃えることで、日々のわずかな変化を正しく把握できます。
Q.どんなときに病院や専門家へ相談すべきですか?
体重が成長曲線のカーブに沿って増えない、むしろ減ってしまう、ミルクの飲みが極端に悪い、ぐったりして元気がない、おしっこの回数が少ないなど、普段と違う気になるサインがあれば、乳幼児健診を待たずに小児科や地域の保健師に相談しましょう。
まとめ
新生児の体重増加の目安や、増えない・増えすぎの原因と対処法について解説しました。赤ちゃんの成長は個人差が大きく、教科書通りにはいかないもの。つい数字が気になってしまいますが、何より大切なのは赤ちゃん自身が元気に過ごしているかどうかです。
おしっこやうんちがしっかり出ていて、機嫌の良い時間があれば、基本的には心配いりません。それでも不安なときは、一人で抱え込まないでくださいね。
この記事のチェックリストを参考に、まずは授乳の工夫を試してみましょう。それでも心配が解消されない場合は、乳幼児健診を待たずに、かかりつけ医や地域の保健師さんに気軽に相談してみてくださいね!



