トイレトレーニングって、なかなかうまく進まないですよね。失敗してばかりだったり、トイレに行くのを嫌がったり…。
そこで今回は、具体的な言葉がけや進め方をご紹介!保育園に通っている子・通っていない子、それぞれの注意点も見ていきましょう。おすすめのトイレトレーニンググッズも一緒にご紹介します。
- トイレトレーニングがうまく進まないという方
- どんなふうに言葉をかけたらいいかわからない方
- トイレトレーニンググッズを探している方
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もくじ
思っていたのと違う…トイレトレーニングは想像より大変!
トイレトレーニングって、本当に大変!子どもだけでなく、それに付き合う大人もヘトヘト。濡れた床を掃除したり、何度も洗濯機を回したり、トイレと部屋を何度も往復したり…。
進展が見られればまだがんばれますが、そううまくはいきません。昨日はできたのに、今日は失敗ばかり…ということもたくさんあります。
でも、トイレトレーニングはそういうもの。だから安心してください。焦らずゆっくり、子どもが「トイレに行きたい」という気持ちになれるようにサポートしていきましょう。
トイレトレーニングがうまくいく進め方
ちょっとスランプが来てしまった時、進め方がわからなくなった時。そんな時にはこんな方法を試してみてください。
トイレを楽しい場所にしよう
トイレトレーニングを成功させるには、まず「トイレに行きたい」と思える環境づくりが大切。トイレが暗い雰囲気なら、ちょっと工夫をしてみましょう。
好きなキャラクターの絵を貼ったり、お人形を置いたりすると楽しい気分になります。日めくりカレンダーなどを使ってもいいですね。
「トイレにクマさんいるかな」「見に行ってみようか」など、楽しくなるような言葉がけをしてあげるとさらに◎です!
時間を決めて誘ってみよう
トイレトレーニングを始めても、自分から「おしっこ」と言えるわけではありません。まずは、ママやパパが誘ってあげてください。
コツは、時間を決めること。毎日バラバラのタイミングで誘うよりは、時間が決まっていた方が成功しやすいです。1日1回からでもOK。決めた時間に、毎日誘ってみましょう。
もし行きたがらない時は、無理をしなくても大丈夫。トイレの前に行ったり、トイレのドアにタッチしたり…。それだけでもOKとして、毎日根気よく続けてみましょう。
ご褒美を用意してあげよう
トイレトレーニングでは、シールやスタンプなどのご褒美を使うのがおすすめ!トイレに用意してもいいですし、専用のシールブックを作ってもいいでしょう。
ご褒美をもらう基準は、お子さんの様子で判断してあげてください。おしっこが出たらシールを貼る。うんちが出たらシールを2つ貼るなど、いろんなやり方があります。トイレに行くこと自体が苦手なら、「トイレに行っただけ」「便座に座れただけ」でシールを貼るというのもアリです。
好きなパンツを買いに行こう
オムツが濡れなくなってきたら、パンツにチャレンジしましょう。パンツはお子さんの好きなものを用意してあげるのがおすすめ。できれば一緒に買いに行って、お子さんに選ばせてあげましょう。
アニメのキャラクターが描かれていれば、「〇〇が濡れちゃうと悲しいからトイレに行こうね」と言葉がけをすることもできますね。濡れてしまった時は「〇〇濡れちゃったね」「また履けるようにお洗濯しておくね」という言葉をかけてあげましょう。
焦らずとにかくほめよう
トイレトレーニングにおいて、叱るのはNGです。とにかくほめてほめてほめまくることを意識していきましょう。トイレに行けたらほめて、便座に座れたらほめて、おしっこが出たらもっともっとほめて…。それを繰り返すことで、自信がついて次につながっていきます。
もちろん、失敗することもうまくいかないこともあるでしょう。「ちゃんと行かなきゃダメでしょ」「さっき行かないって言ったじゃん」と言いたくなる時もあります。でも、そこをぐっとこらえて!叱ることが増えると、成功が遠のいてしまいます。焦らなくても大丈夫。そのうち必ずオムツが取れる日が来ます。
突然パンツにする方法もあり
オムツが濡れなくなってきてからパンツに移行していくのが自然な流れ。でも、それを無視して始めからパンツにするという方法もあります。入園が近づいてきて時間がない時などには、このやり方もアリ。
濡れて不快なことをあえて経験することでスムーズにトイレトレーニングが進むこともあります。でも、逆に嫌がる可能性もあります。以下のポイントをクリアできるなら、やってみてもいいでしょう。
- 失敗が多くてもイライラせずに付き合える
- 洗濯が多くなっても苦ではない
- お子さんが失敗を引きずらない性格
- なるべく寒くない季節
トイレトレーニングを成功させるおすすめグッズ
グッズを活用していくと、楽しくストレスなくトイレトレーニングを進めることが可能。補助便座などの実用的なものから、ご褒美に使えるものまで、おすすめのグッズをご紹介します。
補助便座や踏み台などの実用グッズ
トイレトレーニングの必需品!子ども用の便座やおまる
子ども用の便座やおまるは、トイレトレーニングに必須のアイテムです。使いやすく安価なのはシンプルな補助便座。スペースに余裕がある場合はおまるでもOKです。踏み台が一体化しているものもあります。お子さんの年齢、トイレの広さや便座の形などをチェックして、合うものを選んでみてください。
1人でトイレに行けるとやる気になる!トイトレのサポートアイテム
トイレトレーニングが進んでくると必要になるのがステップ(踏み台)です。自分で便座に座れると、ちょっと自信がつきますよ。また、足場があると踏ん張ることができるので、うんちの時にも活躍!大人が乗っても大丈夫なものを選んでおけば、トイレトレーニングが終わってからも使えます。
これでヒヤッとしない!おまるにも使える便座シート
座るとちょっと冷たいおまるや補助便座。これが原因でトイレを嫌がることもあります。そんな時におすすめなのが、おまるや補助便座専用の便座シート。貼るだけで、お尻がヒヤッとするのを防いでくれます。寒い時期のトイレトレーニングを助けてくれる便利アイテムです。
トイレを楽しくするアイテムやご褒美グッズ
トイレトレーニングのご褒美に!かわいい動物のスタンプでやる気アップ
トイレトレーニングのご褒美に使える、かわいいスタンプです。持ち手は丸く、小さなお子さんの手でも握りやすくなっています。カードや表を作って、トイレに行けたらスタンプをポン!成果が見えるのでやる気がアップします。普段なかなか触れることのないアイテムだから、よりやる気になるかもしれませんね。もちろん、遊びに使ってもOKです。
- 対象年齢
- 1歳半くらいから
- 価格
- 2,640円(税込)
- サイズ
- 直径5 × 4cm(スタンプ)、直径11 × 10.5cm(ケース)
- 材質
- 水溶性顔料インク
- 内容量
- スタンプ×4ヶ、インクパッド、ケース
- 型番
- AD3803
ご褒美の定番!好きなシールを使ってトイレトレーニングをがんばろう
子どもたちが大好きなシール貼り。トイレトレーニングのご褒美でも大活躍します。シール帳を作ったり、トイレの壁に表を貼ったり…。シールの土台は簡単なものでOKです。キャラクターやデザインなど、お子さんの好みで選んであげるとさらにやる気がアップします。
赤ちゃんの頃だけじゃもったいない!トイレを楽しくするモビール
カワイイいも虫デザインのモビール。赤ちゃんのおもちゃの定番ですが、実はトイレトレーニングにもおすすめなんです。色鮮やかなモビールは、トイレの雰囲気を明るくしてくれます。これだけで、トイレに行くのが楽しくなりそう。赤ちゃんの時はベッドの上に、大きくなったらトイレに…上手に使えば長く楽しめるおもちゃです。
- 対象年齢
- 0歳くらいから
- 価格
- 5,500円(税込)
- サイズ
- 23 × 12cm
- 材質
- 木製
- 内容量
- モビール
- 型番
- HA303530
どのくらい大きくなったかな?見た目もかわいい身長計
身長計は、子どもの成長を知ることができる絶好のアイテム。付属のクリップを使えば、前回の身長を記録しておくことができます。兄弟・姉妹でも使っても◎。トイレトレーニングなどにもおすすめですよ。成功したら身長を計って「トイレに行けたから大きくなったね!」とお子さんの自信をつけることもできます。嫌いなものを食べられた時、お片付けができた時など、いろんな場面で使えそうですね。
- 対象年齢
- 1歳くらいから
- 価格
- 3,080円(税込)
- サイズ
- 22.9 × 2.5 × 130cm
- 材質
- ゴムの木など
- 内容量
- 身長計、クリップ×4ヶ
- 型番
- 5191
インテリアにもおすすめ!かわいい動物の積み木
20種類の動物が積み木になりました。無塗装の積み木は、つるつるに磨かれていて手触り抜群!小さいお子さんのおもちゃにぴったりです。また、トイレのインテリアにしてトイレトレーニングを楽しくすることも可能。「ゾウさん見に行こう」「今日は誰がいるかな?」と声をかければ、トイレに行きたくなるかもしれません。もちろん、お部屋や玄関に飾ってもOK。積み木にインテリアに、長く使えるおもちゃです。
- 対象年齢
- 1歳くらいから
- 価格
- 9,570円(税込)
- サイズ
- 20 × 20 × 10cm(箱)、幅・高さ約6~9cm・厚さ約1.8cm(積み木)
- 材質
- 国産ヒノキ
- 内容量
- 積み木×20ヶ、箱
- 型番
- NO-045c
大きなドールハウスは、トイレに誘うきっかけづくりにも
ドールハウスは、小さなお家。リビング、寝室、キッチン、トイレ…普段の生活をそのまま再現できます。だから、トイレトレーニングのきっかけづくりにも最適!遊びの中で「ちょっとトイレ行ってきます」「あースッキリした」など、トイレに行く動きを再現してみましょう。それを見て、「私もトイレ行ってみたい!」と思うようになるかもしれません。
- 対象年齢
- 3歳くらいから
- 価格
- 39,600円(税込)
- サイズ
- 78.0 × 36.0 × 60.0cm
- 材質
- ゴムの木
- 内容量
- ドールハウス
- 型番
- 7141
ごっこ遊びしながらトイレの手順も教えてあげられるおもちゃ
青とオレンジのデザインがオシャレなバスルーム。ごっこ遊びに加わると、遊びの幅が広がります。また、トイレトレーニングにもおすすめ。トイレに行って、手を洗ってという流れも再現できます。お人形を使って遊んだら、次はお子さんの番。流れがわかっていれば、スムーズにトイレに行けるようになるでしょう。PLANTOYSのドールハウスと組み合わせて遊んでもいいですね。
- 対象年齢
- 3歳くらいから
- 価格
- 3,960円(税込)
- サイズ
- 14.0 × 6.0 × 3.0cm
- 材質
- ゴムの木
- 内容量
- トイレ、シャワールーム、バスタブ、洗面台
- 型番
- 7308
保育園に通っている場合のトイレトレーニングのポイント
未満児クラスから保育園に通っている場合は、園でトイレトレーニングをしてくれます。でも、保育園任せにするのはNG。一緒に進めていくことが成功のカギです。
保育園での進み具合を把握する
連絡帳や送迎時の会話で、トイレトレーニングの進み具合を共有していきましょう。保育園の様子を聞くだけでなく、家庭での様子も伝えていくと◎です。
どのくらい進んでいるのかを把握すれば、言葉のかけ方や誘い方もわかってきます。足並みを揃えていくと、よりスムーズです。
「持ち帰り」が多くても残念な顔をしない
保育園でも失敗することはあります。そんな時も、叱ったり残念な顔をしたりはしないであげてください。
トイレトレーニングは、進んで戻っての繰り返し。昨日は1回も失敗しなかったのに、今日は袋いっぱいにオムツや洗濯物が入っているなんてことも…。
でも、そこはぐっと我慢して!「そんな時もあるか」くらいの気持ちで、ドーンと構えてあげてください。たくさんの洗濯物も、そのうちいい思い出になるはずです。
休みの日も同じように進める
保育園に通っている子のトイレトレーニングで大事なのは、休みの日。保育園と同じように進めていくと、成功にぐっと近づきます。
お休みなのでサボりたくなる気持ちもあるでしょう。でも、せっかくうまくいっているのに「今日はオムツでいいよ」なんて言ってしまうと、子どもが混乱することに。保育園のタイムスケジュールを参考にしながら、時間を決めてトイレに誘ってみてください。
保育園に通っていない場合のトイレトレーニングのポイント
保育園に通っていないと、トイレトレーニングはすべて家庭で行わなければなりません。ちょっと大変ですが、ポイントを押さえれば保育園と同じように進めていくことができます。
保育園のタイムスケジュールに合わせてみる
案外迷うのは、「いつトイレに連れていったらいいか」ということではないでしょうか。そこでおすすめなのが、保育園のタイムスケジュールを参考にすること。
いつトイレに行っているのかを調べて、そこに合わせて家庭でもトイレに誘ってみてください。入園予定の園があれば、そこの情報をゲットするのがおすすめ。生活リズムも一緒に整えていくことができます。
代表的なスケジュールを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 9:00 登園完了 ※トイレ
- 9:30~ 午前おやつ
- 10:00~ 自由遊び
- 11:00 片付け ※トイレ
- 11:30~ 給食
- 12:30~ 午睡 ※トイレ
- 14:30 起床 ※トイレ
- 15:00~ 午後おやつ
- 15:30 降園準備 ※トイレ
- 16:00 降園
節目ごとにトイレの時間を設けていますが、出る時も出ない時もあります。上記のスケジュールを参考にしながら、だいたい2時間くらいを目安にトイレに誘ってみてください。
家以外のトイレも使ってみる
保育園に通っていないと、家庭のトイレしか使わないですよね。なので、意識して別の場所でもトイレを使ってみることをおすすめします。
慣れていないトイレは、ちょっと怖かったり、臭いがイヤだったりします。でも、「そういうところもある」ということだけでも知っておけば、いざという時にも困りません。
子育て支援センターのトイレ、開放日の保育園のトイレ、お店の子ども用トイレなど、使いやすいところからぜひチャレンジしてみてください。見たり入ったりするだけでもOKです。
とにかく根気が必要
すべて親がサポートしなければならないうちは、本当に大変。そう、トイレトレーニングはとにかく根気がいるものなのです。
時にはサボりたくなる気持ちもあるでしょう。でも、子どもがやる気になっている時に「オムツでしちゃっていいよ」なんて言ってしまったら…。今までの努力が水の泡になってしまうかもしれません。
今は大変でも、いずれオムツが取れる日が来ます。ちょっとだけがんばって、子どものトイレに付き合ってあげてください。
うまく進まない時にチェックしてほしいこと
「急にトイレに行きたがらなくなった」「今までうまくいっていたのに失敗ばかりになった」ということもあるでしょう。そんな時は、こんなことをチェックしてみてください。
便座の温度
便座にはカバーをしていますか?もしかすると、座るとヒヤッとするのがイヤでトイレに行かないのかもしれません。補助便座やおまる専用のカバーもあるので、ぜひ活用してみてください。
トイレの明るさ
トイレは、明かりが入らない暗い場所にあることが多いでしょう。なんとなく雰囲気も暗め。それを怖がっている可能性もあります。照明の種類を変えたり、モビールやお人形を置いたりして、明るさを協調してあげましょう。
トイレに行く時間
時間を決めてトイレに誘っていても、それが子どものタイミングとズレていることがあります。トイレの間隔は空いているのに失敗ばかりという場合は、時間を前後にずらしてみるといいかもしれません。
まだ早いかも?
トイレトレーニングは、体の準備ができていないと成功しません。失敗が多いのは、まだおしっこを溜めることができないからかもしれません。2時間以上間隔が空いているかどうかを、もう一度チェックしてみてください。
また、子どもがやる気でないこともあります。そんな時は、一度思い切ってやめてみるのもアリ。少しお休みしてから、半年後くらいに再チャレンジしてみてください。
さいごに
うまく進まないと焦ってしまうのは、それだけ心配している証拠。親として当然の気持ちです。
焦りは禁物。ゆっくり、のんびり、でも根気よく。無理やり引っ張るのではなく、お子さんを後ろからサポートする気持ちで進めていくのがコツです。