出産前から始めるモンテッソーリ教育。家庭での部屋づくりのポイント

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はじめまして。STUDYPARK[スタディパーク]編集部ママサポーターの西村です。
趣味はDIYと検索。気になることがあればこまめに検索です。
2017年、酉年生まれの子どもの育児と仕事の両立に試行錯誤の毎日です。

「モンテッソーリ」という言葉を知ったのは小学生の頃。ちょっと早いですね。
ほかの子とはちょっと違う、魅力的な友人のお家ででした。

その後も「モンテッソーリ」という言葉は頭に残り、大学生の頃に本を読んでモンテッソーリ教育のことを知りました。
なかでも記憶に残ったのは、「平和は子どもたちから始まる」という言葉。
モンテッソーリ教育の目標のひとつは平和な世界をつくることなのです。
1870年生まれのマリア・モンテッソーリは二度の世界大戦を経験しました。平和の尊さをよくよく理解していた人だろうと思います。

文化や個人の違いを理解し、お互いに尊敬して助け合うためには、まず自分が自律できていることが必要です。
多様な価値観に出合う機会がますます増えるであろうこれからの子どもたちにとって、モンテッソーリ教育はとても助けになるであろうメソッドだと思います。

近くに施設が無く、子どもをこどもの家やモンテッソーリ園に通わすことは残念ながら叶いませんでしたが、家庭でできる範囲でモンテッソーリ敎育の考え方を取り入れてます。

このSTUDYPARK[スタディパーク]ブログでは、家庭でできる「おうちモンテ」にゆるーく取り組む様子をお伝えしていきたいと思います。

おうちモンテは出産前に準備しよう!

さて、今回は出産前の準備について書いてみます。

生まれて間もない赤ちゃんにとってこの世界はまったく未知の世界です。
新しい世界に混乱せず不安を感じずに馴染んで行けるよう、迎える家庭の環境を整えられると良いですね。

モンテッソーリ教育では赤ちゃんの生活の場所を以下の4つのスペースにわけることが勧められています。

・睡眠・休息のためのスペース
・ケアのためのスペース
・授乳のためのスペース
・活動のためのスペース

それぞれの場所でいつも同じことが行われると、赤ちゃんも次に起こることがわかるようになり、安心感をもつことができるからです。

1. 就寝のためのスペース

モンテッソーリ教育ではシングルサイズのマットレスに赤ちゃんを寝かせることを勧めています。
赤ちゃんが周りを観察できるよう視界を遮る柵をなくし、休息から活動に自分のタイミングで移行できるようにという配慮からです。

日本には布団がありますね。フランスで出版されている家庭向けモンテッソーリ教育の本でもズバリ「Futon」が勧められていました。
ただし、高温多湿の日本では汗っかきの赤ちゃんを寝かせた布団やマットレスを敷きっぱなしにすると、カビ発生の恐れがあります。
気をつけてくださいね。

うちにはペットがいるので、安全を考えてベビーベッドに寝かせました。
せっかく日本にいるのに布団を使えないのはもったいない気もしましたが、モンテッソーリ教育のエッセンスを取り入れようと、ベビーベッドは、赤ちゃんが移動できるよう3歳ぐらいまで使える大きさにし、寝返りの心配がない間はマットレスを重ねて柵が低くなるように工夫していました。

2. ケアのためのスペース

オムツ交換やケア、着替えなどを行う場所です。
目的がわからないまま服を脱がされたりすることは、赤ちゃんにとってびっくりするようなことだと思います。
ケアの場所を決めておくと、ここに来ればケアをされる、ケアをされると気持ち良くなる、と理解できて安心できるようになるでしょう。

モンテッソーリ教育の考えでは、場所が一致しているということが大事です。
床にマットを敷いてケアの場所に決めても大丈夫なのですが、チェンジングテーブルがあるとぐっと楽になります。

産後、骨盤がグラグラするときに屈んだり立ったりするのは結構負担です。
また、男性は骨盤のつくりの関係で屈んだりお姉さん座りをするのが女性より大変なのだそうです。

新生児期はオムツ変えの回数が多い上に、不慣れで失敗も多いもの。
チェンジングテーブルがあるとママもパパも、膝がちょっと辛いおばあちゃんも、楽な姿勢でケアできて余裕が生まれますよ。

チェンジングテーブルのもう一つ良いところは、台の下にケアの道具をまとめておけるところです。
ようやく寝れた、というときに「あれどこ?」とパパに起こされるガッカリはなるべく味わいたくないものですね。
祖父母やシッターさんにお世話をお願いするときにもわかりやすくて安心です。

わたしはIKEAのチェンジングテーブルを使ったのですが、寝返りをするようになると危なくて使えなくなってしまいました。

収納棚として使うには使い勝手が悪いサイズですし、保管しておく場所もないので処分しましたが、新生児期を共に乗り切った相棒を処分するのはなんだか忍びなかったです。

これから準備をするのなら、なかよしライブラリーの「あかちゃんワゴン」はいかがでしょう。
これなら寝返りがはじまっても、ケアの道具をまとめておくのに便利です。

さきざきは子どものお絵描きやリビング学習の道具を収納するワゴンとしても使えます。
ワゴンを見るたびに「これに収まるほど小さかったんだよね」とちょっとおセンチになっちゃうのも良いかなと思います。

3. 授乳のためのスペース

ケアのためのスペースと同様に、モンテッソーリ教育では授乳の場所も一定にすることが勧められています。
場所を一定にしていると、パパがミルクをあげるときにも、これから空腹が満たされるとわかってより安心することできるでしょう。
これも、場所が一定であれば良いので、ソファでも、ベッドの端でも、座り込んででも良いのでしょうが、授乳のための椅子があるととても楽です。

オムツ変えも授乳も新生児期は1-2時間おきに必要なものです。お世話を少しでも楽にできるようにパパとママの環境をととのえると、赤ちゃんに楽な気持ちで接する助けになると思います。

授乳のための椅子は、寝かしつけのバイブル、『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』でも、出産前の準備品リストにあります。

具体的には、

背もたれがまっすぐで、赤ちゃんが成長しても窮屈に感じないほど大きさに余裕があり、授乳中に腕を休められるような幅広のアームがついていれば理想的でしょう。

引用:カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 p.17

「モンテッソーリ教育 授乳 椅子」で画像検索すると海外サイトでよく見かけた、IKEAのロッキングチェアをうちでは使っています。

マンションの狭い部屋ではなかなか存在感がありますが、今では読み聞かせの時に活躍しています。
子どもを膝に乗っけてゆらゆらいっしょに絵本を読むとあっという間に時間が経ってしまいます。

4. 活動のためのスペース

赤ちゃんが目覚めている時に活動するスペースです。

どこにするか場所を決める時には、赤ちゃんの視線になって、寝っ転がってみてください。
暗すぎないところ、まぶしくないところを選び、赤ちゃんが見る風景があまり雑然としないように周りを整えると良いでしょう。

寝っ転がると椅子の足が意外と雑然と見えたり、コードの配線が気になったり。
先々の安全対策のためにもかならず赤ちゃんの目線で確認しましょう。

固い床に寝せるのは可愛そうなので、マットも用意したいですね。少し高さがあると、埃も安心です。
わたしは体操用のマットの上にコットンのキルティングラグをひいていました。体操用のマットはハイハイやつかまり立ちがはじまったときにも役にたちました。

STUDY PARK[スタディパーク]でも体操用のマットを扱っていますので、興味のある方はご覧ください。

このスペースには赤ちゃんの活動を促すために、モビールやガラガラ、鏡などを用意します。
モンテッソーリ初心者が想像する「モンテッソーリ教育の部屋」のイメージはこのスペースですね。

モビールに関してはこちらの記事をぜひお読み下さい。

このスペースに用意するものに関してはまた後日記事にいたします。

さいごに

まずは断捨離だな、と思われた方が多いのではないでしょうか。うちもそうでした。
そして、子どもが歩き始めたいま、あのときにスペースを作っておいて本当に良かったと思っています。

生まれたら育児は24時間営業年中無休です。
余裕を持って育児を楽しめるよう、6ヶ月ぐらいまでの準備は出産前にしておくことをおすすめします。

では、次回の楽しいお家モンテレポートをお楽しみに!