初めての育児では、そんな不安を感じるパパやママも多いのではないでしょうか?
基本的に、新生児がよく寝るのは成長している証拠なので心配いりません。
でも、中には注意が必要なケースも。
この記事では、新生児が寝ていても安心なチェックリストから、受診を考えるべき危険なサインまで詳しく解説します。
この記事を読めば、不安が解消され、自信を持って赤ちゃんのお世話ができますよ!
- 新生児がずっと寝るのは、脳と体が成長している証拠で自然なこと。
- 体重増加・排泄・顔色などをチェックリストで確認すれば、安心して見守れる。
- 授乳間隔は3時間が目安だが、体重が順調なら赤ちゃんのペースを優先してOK。
- ぐったりしている、顔色が悪いなど危険なサインを見つけたら、迷わず病院へ相談。
【結論】新生児がずっと寝るのは自然なこと。でも観察は大切
「赤ちゃんがずっと寝てるけど、ミルクの時間は大丈夫?」「何かあったのかな?」と、心配になるお母さん、お父さんは多いのではないでしょうか?
まず結論から言うと、新生児の赤ちゃんが長時間寝るのは、ごく自然なことです。
この時期の赤ちゃんにとって、睡眠は脳や体を成長させるための大切なお仕事なんですよね!
生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごします。
この睡眠時間の中で、体も心もものすごいスピードで発達しているというわけです。
ですから、基本的に「よく寝る子だな」と、ゆったり構えて大丈夫ですよ。
ママ
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ただし、赤ちゃんの様子をよく「観察」することはとても重要です。
呼吸はいつも通りか、顔色が悪くないか、おしっこやうんちの回数はどうかなど、睡眠中の赤ちゃんの様子を気にかけてあげましょう。
もし、ぐったりしていて明らかに元気がない、呼吸がおかしいなど、「いつもと違う」と感じることがあれば、迷わずかかりつけの病院に相談してくださいね。
育児の心配事は、一人で抱え込まず医師や看護師に相談するのが一番です。
- 新生児がよく寝るのは自然で健康な証拠
- 1日の大部分を睡眠で過ごして成長している
- 呼吸・顔色・排泄の様子をしっかり観察することが重要
- 体重は順調に増えている?(1日25g〜30gが目安)
- おしっこは1日6回以上出て、オムツが重い?
- 起きている時に手足を元気に動かし、活気がある?
- 顔色や唇の色はきれいなピンク色をしている?
- 呼吸は穏やかで、苦しそうな様子はない?
- 肌にハリがあり、頭の泉門(せんもん)がへこみすぎていない?
- 優しく体に触れると、少しでも身じろぎなどの反応をする?
これなら安心!「寝てても大丈夫」な新生児のチェックリスト
でも、新生児期の赤ちゃんにとって「寝る」ことは一番大切なお仕事なんです!
一日のほとんどを睡眠に使うことで、脳や身体はめまぐるしいスピードで成長していきます。
とはいえ、お母さんやお父さんとしては、ただ寝ている様子を観察するだけでは不安なもの。
そこで、赤ちゃんがぐっすり寝ていても健康かどうかを確認できる、3つのチェックリストをご用意しました。
これさえ押さえれば、きっと安心して赤ちゃんの睡眠を見守れますよ。
体重が順調に増えている
1日に25〜30g、体重が増えていますか?
これは、新生児の赤ちゃんが順調に成長しているかを知る、とても分かりやすい指標なんです。
母子健康手帳に付いている成長曲線のグラフに、赤ちゃんの体重を記録してみましょう。
カーブに沿って増えていれば、授乳やミルクがしっかり足りている証拠なので心配いりません。
もし体重の増え方が気になる場合は、無理に赤ちゃんを起こして授乳時間を調整するのではなく、まずはかかりつけの病院や地域の保健師さんに相談してみてくださいね。
おしっこ・うんちがしっかり出ている
赤ちゃんのオムツ替えの回数も、健康状態を知る大切な手がかりです。
1日に6回以上おしっこをしていて、オムツがずっしりと重くなっていれば、必要な水分が足りているサイン。
うんちの回数や色、状態も合わせて観察してみましょう。
新生児期のうんちは個人差が大きいですが、お母さんが食べたものによって色が変わったり、回数が急に増えたり減ったりすることもあります。
「しっかりインプットできて、しっかりアウトプットできている」というわけですね!
毎日のオムツ替えの際に、赤ちゃんの健康状態をチェックするリズムを作ると安心です。
起きている時は機嫌が良く、顔色も良好
一日中ほとんど寝ているように見える新生児の赤ちゃんですが、ふと目を覚ます瞬間がありますよね。
その短い時間に、元気に手足を動かしていたり、ご機嫌な様子だったりすれば問題ありません。
また、顔色や唇の色がきれいなピンク色で血色が良ければ、健康に過ごせている証拠です。
すやすやと寝ている時の呼吸の様子も、穏やかであれば大丈夫。
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赤ちゃんの睡眠時間には大きな個人差があるので、他の子と比べて心配しすぎず、その子の様子をしっかり観察してあげることが大切なんです。
授乳のために起こすべき?判断の目安と優しい起こし方

ぐっすり眠る新生児の顔は、まさしく天使のようですよね。
でも、あまりにもずっと寝ていると「お腹は空いていないかな?」「このまま授乳しなくても大丈夫?」と、お母さんやお父さんは心配になってしまうものです。
特に初めての育児では、睡眠と授乳のリズムが掴めず、不安になることも多いでしょう。
ここでは、授乳のために赤ちゃんを起こすべきかどうかの判断目安と、赤ちゃんに負担の少ない優しい起こし方のコツについて解説します。
授乳間隔は何時間までOK?
新生児の一般的な授乳間隔は2〜3時間とされており、3時間以上間隔が空くようであれば、一度起こしてミルクや母乳をあげるのが基本の目安です。
ただし、これはあくまで目安なんです。
赤ちゃんの体重増加が順調で、おしっこやうんちもきちんと出ている場合は、その子の睡眠リズムを優先して様子を見ることもできます。
赤ちゃんの成長には個人差があるというわけです。
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それでも心配な時は、一人で抱え込まず、かかりつけの医師や看護師に相談してみましょう。
赤ちゃんに負担の少ない起こし方のコツ
授乳の時間だからといって、いきなり体を揺さぶったり、強い光を当てたりするのは避けたいものです。
赤ちゃんがびっくりしてしまい、機嫌が悪くなってしまうことも。
大切なのは、あくまで自然な目覚めを優しく促してあげることなんです。
まずは「ミルクの時間だよ」と優しく声をかけてみましょう。
そして、カーテンを少し開けて部屋を明るくしたり、おむつを替えてあげたりするのも効果的です。
これらの刺激で起きない場合は、足の裏や手のひらを指でそっとマッサージするのもおすすめです。
赤ちゃんの様子をよく観察しながら、その子に合った優しい方法を見つけてあげてくださいね。
授乳間隔が長すぎると脱水や低血糖のリスクがあります。生後1ヶ月未満では3時間を超える場合は一度起こして授乳を試みましょう。
すぐに病院へ!注意が必要な「寝すぎ」の危険サイン

新生児の赤ちゃんがよく寝るのは、健やかに成長している証拠です。
しかし、普段の様子と比べて「あまりにも起きない」「ぐったりしている」と感じる場合は、注意が必要なサインかもしれません。
お母さんやお父さんの「何かいつもと違うかも?」という直感は、とても大切なんです。
赤ちゃんの様子をよく観察し、下記のようなサインが見られたら、すぐに病院へ相談しましょう。
- 授乳の時間になっても、つついても起きない、または反応が鈍い
- 顔色が青白い、土気色など、普段と違う
- 呼吸が速すぎる、息苦しそう、または時々止まるように見える
- 体がぐったりしていて力が入らない
- 泣き声がいつもより極端に弱い、または甲高い声で泣く
- 熱がある、または逆に体温が低すぎる
これらの症状は、脱水や低血糖、何らかの感染症の可能性も考えられます。
赤ちゃんの小さな体は、状態が急変することもあるんですよね。
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睡眠時間には個人差がありますが、赤ちゃんの命と健やかな発達を守るためにも、心配な時は専門家の判断を仰ぐことが大切です。
育児で疲れがたまっている中、不安になると思いますが、一人で抱え込まず、すぐに医師や看護師に相談してください。
なぜ?新生児が長く眠る理由と睡眠のメカニズム
新生児期の赤ちゃんの睡眠時間は1日16〜20時間と非常に長く、授乳やお世話のために2〜4時間ごとに目覚めながらも、昼夜の区別なく眠り続けます。
新生児が長く眠ることには、赤ちゃんの健やかな成長と発達にとって、非常に大切な理由があるんです。
ここでは、赤ちゃんの睡眠のメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
浅い眠り(レム睡眠)が多い新生児の睡眠サイクル
新生児の赤ちゃんが、ちょっとした物音ですぐに目を覚ましてしまうこと、ありませんか?
実はこれ、新生児の睡眠サイクルが大きく関係しているんです。
赤ちゃんの睡眠は浅い「レム睡眠」の割合が大人の約2倍と多く、睡眠全体の大きな部分を占めています。
このレム睡眠中、赤ちゃんの脳は活発に働き、日中に得たさまざまな情報を整理したり、記憶として定着させたりしています。
睡眠のサイクルも約40〜50分と大人より短く、浅い眠りと深い眠りを繰り返しているため、空腹や不快感などの刺激で目を覚ましやすい、というわけです。
睡眠が脳と体の成長に与える大切な役割
赤ちゃんの睡眠は、単に体を休ませるだけの時間ではありません。
心と体が急速に成長するこの時期にとって、睡眠は最も重要な「お仕事」のひとつなんです。
睡眠中には、体の成長に不可欠な成長ホルモンが分泌されます。
また、脳が日中に受けた刺激を整理し、新しいことを学習するための大切な時間でもあるんですよね。
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たくさん寝ることは、心と体の健やかな発達に直結しています。
睡眠時間には個人差がありますが、赤ちゃんの様子をよく観察し、その子なりのリズムを大切にしてあげましょう。
- 新生児はレム睡眠の割合が大人の約2倍と多い
- 睡眠中に成長ホルモンが分泌され、脳の発達も促進される
- 睡眠サイクルが約40〜50分と短く、目覚めやすい
赤ちゃんの安全な睡眠環境の作り方(SIDS予防)
新生児期の赤ちゃんは一日のほとんどを寝て過ごします。
その大切な睡眠時間を、赤ちゃんにとって安全で快適なものにしてあげることは、お母さんやお父さんの重要な役割の一つなんです。
特に心配されるのが、SIDS(乳幼児突然死症候群)です。
これは、元気だった赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう病気で、原因はまだ完全には解明されていません。
でも、いくつかの対策でそのリスクを下げられることが分かっています。
赤ちゃんの健やかな成長と発達のために、安全な睡眠環境のポイントを一緒に確認していきましょう。
- 1歳になるまでは、あお向けで寝かせる
- 敷布団やマットレスは、赤ちゃんが沈み込まない硬めのものを選ぶ
- 赤ちゃんの顔の周りには、やわらかい毛布やタオル、ぬいぐるみなどを置かない
- 寝室の室温や湿度を快適に保つ(夏は25〜27℃、冬は20〜22℃が目安)
- 保護者と別の寝具で寝る(添い寝による窒息リスクを避けるため)
- 家族、特に保護者は禁煙を心がける
これらのポイントを意識するだけで、赤ちゃんの睡眠環境はぐっと安全になります。
育児で疲れもあると思いますが、できることから一つずつ取り入れてみてくださいね。
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もちろん、心配しすぎる必要はありません。
赤ちゃんの様子をよく観察し、呼吸が苦しそうでないか、顔色が悪くないかなどを時々チェックしてあげましょう。
環境を整えて、お母さんやお父さんも少しでも安心して休める時間を作ることが大切です。
- 柔らかい寝具や毛布は窒息の原因となる可能性があります
- うつ伏せ寝はSIDSのリスクを高めるため避けましょう
- 家族の喫煙もSIDSのリスク要因の一つです
よくある質問

Q. 授乳の時間なのにぐっすり寝ています。無理にでも起こすべきですか?
体重が順調に増えていて、おしっこもしっかり出ているなら、赤ちゃんの睡眠リズムを優先して少し様子を見ても大丈夫です。ただし、生後1ヶ月未満で授乳間隔が3〜4時間以上空く場合は、脱水や低血糖のリスクもあるため、優しく起こして授乳を試みましょう。
Q. 新生児なのに夜通し寝ることがあります。授乳しなくて大丈夫?
体重が順調に増えていることが大前提ですが、夜間に長く寝る子もいます。ただし、新生児期はまだ頻回な授乳が必要です。心配な場合は、4〜5時間以上空くようであれば一度起こして授乳するか、かかりつけ医に相談してみましょう。
Q. 1日に何時間くらい寝るのが普通ですか?
新生児期の赤ちゃんは、1日に16〜20時間ほど眠ります。これは個人差が非常に大きく、細切れに寝る子もいれば、一度に長く寝る子もいます。時間数にこだわりすぎず、赤ちゃんの機嫌や体重の増え方など、全体的な様子を見ることが大切です。
Q. 「寝すぎ」で受診すべき危険なサインはどんなものですか?
呼びかけや刺激にほとんど反応しない、顔色や唇の色が悪い(青白い)、呼吸が苦しそう、ぐったりして力がない、などの様子が見られたら要注意です。これらは単なる寝すぎではない可能性があるので、すぐに小児科を受診してください。
Q. 赤ちゃんに負担なく、優しく起こす方法はありますか?
急に体を揺さぶるのはNGです。「ミルクの時間だよ」と優しく声をかけたり、部屋を明るくしたり、おむつを替えてあげたりするのがおすすめです。足の裏をそっとこするなどの優しい刺激も効果的ですよ。
Q. 黄疸(おうだん)が出ていると、よく寝ると聞きました。本当ですか?
はい、黄疸の症状が強い赤ちゃんは、眠りがちになる傾向があります。黄疸が強いと治療が必要な場合もあるため、肌や白目の黄色みが強い、ぐったりして哺乳力が弱いなどの様子が見られたら、自己判断せずにかかりつけの医師に相談しましょう。
Q. SIDS(乳幼児突然死症候群)が怖いです。安全な睡眠のために何ができますか?
SIDSのリスクを下げるために、1歳まではあお向けで寝かせる、硬めの敷布団を使う、顔の周りに柔らかいものを置かない、家族が禁煙する、などを心がけましょう。赤ちゃんの安全な睡眠環境を整えることがとても大切です。
まとめ
新生児の赤ちゃんがずっと寝ていると、心配になりますよね。
でも、この記事でご紹介したように、よく寝るのは赤ちゃんがすくすく成長している大切な証拠なんです!
まずは、今回ご紹介した「安心チェックリスト」を使って、赤ちゃんの様子を観察してみてください。
体重が順調に増え、おしっこがしっかり出ていれば、基本的には心配いりません。
その子の睡眠リズムを尊重してあげましょう。
それでも「何かおかしいかも?」と感じた時は、絶対に一人で抱え込まないでくださいね。
ためらわずに、かかりつけの小児科や地域の保健師さんに相談することが、赤ちゃんとママ・パパの安心につながります。
育児、本当にお疲れ様です。休める時にしっかり休んでくださいね!



