ご飯を作ったり、赤ちゃんのお世話をしたり、洗濯したり。
男の子も女の子も、誰が教えたわけでもないのに大人の真似をし、おままごとを始めます。
STUDY PARK
ままごとやごっこ遊びには、子どもの発達・成長に大切な要素がギュッと詰まっています。
子どもがままごとをし始めたら、ぜひ「ままごとキッチン」を用意してあげましょう。
ままごとキッチンは、子どもの「やってみたい」が叶えられる憧れの場所。
「やってみたい」から「できる」、さらに「こうしてみよう」へと大きくステップアップできるのです。
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もくじ
ままごとでたくさん遊ぼう!子どもは大人を真似て成長します
「ままごと」の語源をたどると、「まま」はママではなく、飯(まま)を表します。昔は炊事の真似ごとをすることを「ままごと」と言ったようですね。
炊事に限らず、大人がすることはすべて、子どもにとって興味深く「やってみたい」の宝庫。
シュタイナー教育を提唱したルドルフ・シュタイナーは、就学前の子どもに影響を与えるのは「大人が子どもの目の前で行う行為そのもの」だと言っています。
炊事も赤ちゃんの世話もお掃除も、身のまわりのことすべてが子どもにとっては教材なんですね。
1歳、2歳のままごとは見立て遊びが中心
ままごとなどのごっこ遊びを始めるようになるのは1歳ぐらいから。
年齢によって遊びのバリエーションはもちろん、ままごとで養われる力も異なります。
1歳ぐらい〜
お世話遊び・再現遊び
おままごとの前段階、「お世話遊び」を始めるようになります。
人形を相手に、抱っこしたり、口を拭いたり、ママの真似をし始めます。
2歳ぐらい〜
見立て遊び、ままごと遊び入門
ままごとらしきものを始めるのは、だいたい2歳くらいからです。
積み木を食材に見立てて調理するなど「見立て遊び」が始まります。
一方で、本物の野菜を包丁で切りたがったりする子も出てきます。ままごとのおもちゃの出番です。
観察力や記憶力、イメージ力の発達
この時期は、幼いながらも観察力、記憶力、イメージ力が少しずつ身についています。
例えば、調理をするシーン。日頃から大人の動きを観察し、記憶し、そのとおりに動かなければ再現などできませんよね。
大人の真似をしながら、それらの能力を強化しているのです。
想像力・創造力の発達
ままごとには想像力・創造力を要します。
ままごとのお皿とフォークとスプーンに、料理として石ころや砂がこんもり盛られるなんてこともあります(笑)
中心になるキッチンから集めていくのがおすすめです。
身体的発達
身体的にもいい影響があります。
例えば、おもちゃの包丁で切ったり、ポットからお茶を注ぐといった動作は手首を使ういい練習になりますし、お盆に皿を載せて運んだり赤ちゃん(人形)を抱っこする動作は腕を使います。
さらに自分でできることが増えると、それが自信や自尊心にもつながります。
3歳、4歳のままごとは柔軟な社会性を育む場に
3歳ぐらい〜
本格的なままごと開始
少しずつお友だちと一緒に遊ぶようになりますが、まだまだ同じ空間でそれぞれに遊ぶ「平行遊び」です。
身のまわりの大人をより深く観察し、「いらっしゃいませー」など大人を真似た会話が多くできるようになります。
4歳ぐらい〜
役割分担ができる
お友だちと役割分担をして遊ぶことができるようになります。
ママ、パパ、お姉ちゃん、赤ちゃん、おばあちゃん、ペットなど、役割もさまざまです。
コミュニケーションスキルの発達
成長して複数人で遊ぶようになると、コミュニケーションが発生します。
どう遊びたいのか、どんな役をやりたいのか、自分の希望を伝えたり相談するには、言語力や表現力、コミュニケーションスキルが必要です。
情緒の発達
人とぶつかることで学び、優しさや協調性も育まれます。
ままごとにもルールがあり、ルールは守るものという社会の仕組みを学ぶこともできます。
5歳以降はままごとの世界がどんどん広がる
5歳ぐらい〜
子どもだけでままごと
大人の手を借りず、子どもだけでままごとを楽しめるようになります。
友だちと話し合って登場人物やストーリーを決めて、ままごとの世界がどんどん広がります。
自分たちでストーリーを構築し演じる行為は、演劇にも近いものがあります。
観察力や記憶力がさらに磨かれ、表現力や想像力も豊かになり、大人が驚くような展開になることも。
大人は口を出すことなく、見守ってあげたいものですね。
ままごとキッチンの種類
形状
スタンダードタイプ
シンクやコンロの下に棚が付いた立って遊ぶタイプが[スタンダードタイプ]です。
棚があるので、ままごとの道具などをまとめて収納しておけます。
蛇口のレバーやコンロのスイッチなど、細部までこだわって作られているものも多いです。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などと組み合わせれば、大人顔負けのシステムキッチンが出来上がりますよ。
コンパクトタイプ
そのほか、シンクやコンロだけの[コンパクトタイプ]もあります。
こちらは座って遊べて、収納もしやすいのが特徴です。
素材
木製
木製は温かみがあり耐久性に優れますが、重量があり、値段も比較的高いのが特徴です。
プラスチック、ダンボール製
プラスチック製やダンボール製は耐久性がありませんが、軽いため移動もしやすく、価格もリーズナブルです。
機能・付属品
包丁やフライ返しなどのままごとキッチンツールや、果物・野菜・魚など具材のおもちゃが付いているものなど、メーカーごとにさまざまな付属品や機能が付いています。
価格
ダンボール製は3〜6000円と安価で、プラスチック製は5000〜1万円が一般的です。
木製は素材や大きさ、機能、メーカーのこだわりなどにより、1〜7、8万円と幅があります。
安全性
子どもがなめても安心なように、塗料や接着剤も安全なものを使用した商品を選びましょう。
シックハウス症候群の原因となる揮発性化学物質ホルムアルデヒドを発散させない商品を選ぶことも大切です。
また、天然木のままごとキッチンのなかには、塗装された商品と無塗装の商品があります。
表面を塗料で覆うことで、ささくれなどの破損が少なくなるうえに長持ちするので、安心の天然素材で塗装された商品がおすすめです。
ままごと用アイテムも用意しよう
シンクやコンロのあるままごとキッチンをはじめ、包丁、まな板などのキッチングッズ、野菜やフルーツ、お皿やティーカップなどおもちゃの食器など、遊ぶ環境を整えてあげるといいですね。
ままごとの世界にスムーズに入り、集中して遊ぶことができます。
おすすめはやっぱり木製のままごとキッチン
ままごとをして遊ぶのは、男女差や個人差もありますが、1、2歳ぐらいから小学校低学年ぐらいまで。
長く楽しめることを望むなら、木製、それも天然木を使った商品をおすすめします。
耐久性、肌触りのよさ、おしゃれだからという理由だけではありません。
大切に扱えば長く使えて、使うほどに風合いも愛着も増すことを子どもにも知ってほしいからです。
そこで、木製で、安心・安全であること、機能と目的がシンプルであること、デザインが美しいこと。
これらを条件にSTUDY PARK[スタディパーク]編集部が厳選したままごとキッチンをご紹介します!
木製のおすすめままごとキッチン12選!リーズナブルから高級路線まで
コンパクトタイプ
なかよしライブラリー お座りままごと台
国産天然木をふんだんに使ってつくられている木目が美しいキッチン!キッチン台はひのきで、パーツは桜とケヤキでできています。おままごで遊びながら、日本のうつくしい木材にもふれられるなんて最高。
じゃぐちもつまみもくるくるとちゃんと回ります。
PLANTOYS ポータブルキッチン
IHタイプの2口コンロが付いたコンパクトサイズのままごとキッチンです。
フライパンとヘラが付属しているので、すぐに遊べます。
コンロの中に収納してパタンと閉じて収納できちゃいます。バッグのような持ち手も付いているので遊び場所をかえたり片付けたり、何かとママにも便利です。
ノルベルト社 テーブルキッチン
ドイツのおもちゃメーカー、ノルベルト社のミニサイズのキッチンです。
小さいながらも、シンクと2口コンロが付いています。
赤や黄色のつまみは、かわいいだけでなくひねると回るので、お料理気分が味わえます。
スタンダードタイプ
なかよしライブラリー ままごとキッチン
高知県産の無垢のひのきを使用した木目の美しいままごとキッチンです。
コンロ、シンクの下は棚になっており、おもちゃを収納できます。コンロのつまみや蛇口は回るようになっていて、子どもも料理気分が味わえますね。木製のまな板と包丁も付いています。
徹底した磨き仕上げですべすべの肌触りは最高です。安心安全なことから、幼稚園・保育園にも数多く導入されています。
PLANTOYS キッチンシリーズ
2口コンロの下にオーブンが付いたシンプルなデザインです。
コンロやオーブンの大きめなつまみがアクセント。もちろんつまみはしっかりと回るの本格派。キッチンがどんなふうにできていて、ママがどんなことをしているのか学べます。
キッチン、流し、電子レンジと3つを組み合わせると、まるでシステムキッチンのようですね。
PLANTOSYのシリーズがおすすめなのは、調理用具や野菜にフルーツのカットセットがたくさんあること。少しずつ増やしていけば、ものすごい豪華なままごとキッチンが完成しちゃいます。
ノルベルト社 プッペンキッチン
自然素材にこだわったおもちゃに定評があるドイツのノルベルト社。
コンロとシンクの下に、オーブンがついたままごとキッチンです。
丸みのあるデザイン、カラフルなつまみなど見た目もおしゃれ。
キッチンボード(別売り)を組み合わせると、さらに本格的ですよ。
ダイワ ミドルキッチンセット
北欧産ブナを使用したままごとキッチンセットです。
木目に赤の取っ手やつまみ、コンロがいいアクセントになっています。
大きく見えますが、ティッシュ箱3つ分とコンパクトです。
木製の鍋やフライパン、お玉、フライ返し付きで、届いたらすぐに遊べますね。
トッドル おままごとキッチン(小)
ままごと用おもちゃ一筋のメーカーが作るままごとキッチンです。
厳選されたニュージーランド産パイン材を使用。
無塗装ですが、コーナーなどすべて丸くなっていたり、蝶番を使用せずに木製のピンを使用するなど安全性へのこだわりが見られます。
パプマム ままごとキッチン&デスク
「F☆☆☆☆」付き、安全な素材で日本の職人さんが手作りしたキッチンです。
ままごとキッチンとして使えるだけでなく、天板を裏返せばデスク、可動棚はイスになる2wayタイプ。
インテリアにもなじむシンプルなデザインで、長く使えそうです。
さいごに
ままごとの役は、最近はママ役より、お姉ちゃんやお兄ちゃん、赤ちゃん、ペット役の方が人気だそうです。
子どもは家庭や社会を映す鏡。社会の変化をそのまま映しているのでしょうね。
子どものままごと遊び、1〜4歳と小さいうちは、ぜひ大人も参加して遊びましょう。ままごとはコミュニケーションが主体で、言葉のやりとりが楽しいもの。
子どもとままごとで遊ぶことで、大人が気づくこと、反省させられることもたくさんあります。
すごく面白い体験ですよ。
ぜひままごとキッチンで、一緒に遊んでみてくださいね!
ままごとキッチンの他にも、1歳〜3歳向けのよいおもちゃをたくさんそろえています!ショップにもあそびに来てくださいね。
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