人生の大親友を贈ろう!赤ちゃんにおすすめのぬいぐるみ15選!

赤ちゃんのぬいぐるみ

いつの時代も、赤ちゃんはぬいぐるみが大好き。
数千年前の古代エジプト人も木片で作った人形で遊んでいたようですし、日本でもおよそ千年前には「ひいな」人形が存在していたそうです。

でも、赤ちゃんはどうしてぬいぐるみが好きなのでしょうか。

生まれたばかりの赤ちゃんの目はぼんやりとしか見えませんが、生後3〜5カ月ぐらいになると焦点が合うようになり、目や口など顔のパーツに興味を持つようになります。

アメリカの発達心理学者R・L・ファンツが赤ちゃんを対象に実験を行なったところ、さまざまな形状・図柄のうち、丸いものや人の顔の図柄を好んで長く見つめる傾向があることがわかりました。

赤ちゃんは本能的に人の顔が好きなんですね。

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ぬいぐるみや人形に触れると「幸せホルモン」が分泌される

ぬいぐるみや人形に触れると、癒やし効果のあるホルモン「オキシトシン」が体内に分泌されることがわかっています。
オキシトシンはそもそも、信頼している人やペットと触れ合うと分泌されるもので、「愛情ホルモン」「幸せ物質」などと呼ばれます。

出産や授乳を促すホルモンですが、恐怖感や痛みを和らげて情緒を安定させる効果もあります。

赤ちゃんが最も安らぐのはもちろんママやパパとの触れ合いですが、ぬいぐるみや人形でも一定の効果はあるようですね。
ママと赤ちゃんが一時的に離れなくてはならない時などに役立ってくれそうです。

ぬいぐるみや人形の役割は成長とともに変化する

成長とともに、ぬいぐるみや人形が子どもにもたらす影響は少しずつ変化します。
年齢別に見ていきましょう。

0歳〜

赤ちゃんの触覚は生まれてすぐに敏感に働き出します。
身近なものに触れるうちにその感触を覚えます。
ぬいぐるみの柔らかい感触に、ママと一緒にいるような安らぎや安心感を感じるようになります。

1歳前後〜

保育園入園などで少しずつママと離れる機会が増えると、ぬいぐるみや人形が、持っているだけで安心する「安心毛布」になることがあります。
不安な気持ちを抱えているため、自分の分身、心の拠りどころとしてぬいぐるみや人形から安心感を得ているのです。

どこへ行くにも手放せない状況が続くと、親としてはちょっと心配になりますが、成長にともなって少しずつ離れられるようになります。
慌てずに見守ってあげましょう。

2歳〜

ぬいぐるみや人形が、自分の分身、家族のような身近な存在になります。
名前をつけ、赤ちゃんに見立ててミルクをあげたり、友だちに見立てて話をしたりして遊ぶようになります。
「おむつをかえますよ」「ミルクを飲みましょうね」などと、大人を真似るのもおしゃべりのいい練習にもなります。

この時期には、ぬいぐるみ用に布団やベッドなどを一緒に用意してあげるのがおすすめです。
ぬいぐるみや人形のお世話をすることで、優しい心や母性を育む効果も期待できます。

このようにぬいぐるみ・人形は、子どもにとって安心できる存在です。
男の子でも女の子でも、人形遊びをする小学生はたくさんいます。
こんなに長く遊べるおもちゃは他にはなかなかありませんよね。

赤ちゃんのうちから、ぜひお気に入りのぬいぐるみや人形を見つけてあげましょう。
一生の大親友になるかもしれませんよ。

赤ちゃんのためのぬいぐるみを選ぶポイント

世界中でさまざまなタイプのぬいぐるみや人形が販売されています。
ここからは、特徴やデメリット、子どもに与える影響など、選び方のポイントをいくつか紹介します。

ソフトタイプ or ハードタイプ

現在販売されているものの大半は、ソフトな布製か、ハードなプラスチック(塩化ビニールや樹脂)製かで分かれます。
頭部はプラスチック製、胴体は布製など、異素材を組み合わせたものもあります。

ソフトタイプ

布製の人形やぬいぐるみは、柔らかく壊れにくいのが特徴です。
多少ほころびても、針と糸で簡単に修繕ができます。
素材は、オーガニックコットンなど天然繊維のほか、ポリエステルなど化学繊維を使用しているものもあります。

天然繊維は、乾くのに時間がかかるためお手入れしにくいのが難点ですが、肌触りがよく、赤ちゃんの敏感な肌にも刺激が少ないので安心です。
一方、化学繊維は洗濯しても乾きやすく、型崩れしにくいためお手入れしやすいという利点があります。

ハードタイプ

プラスチック(樹脂・塩化ビニール)製は汚れに強く、洗いやすいのが特徴です。
一緒にお風呂に入ったり、人形の顔にお化粧したり砂遊びをしたりと、ダイナミックな遊びが楽しめますし、頻繁に洗えるので衛生的です。

ただ諸説あり、赤ちゃんがプラスチックを舐めても100%安全かどうかは判断が難しいところです。
プラスチックの安全性が気になるようなら、何でも口に入れる赤ちゃんの時期には避けるといいでしょう。

表情の有無

笑顔の人形か、それとも無表情の人形か、という選択肢もあります。

ちょっと意外ですよね?
キラキラお目々の人形はもちろん可愛らしいのですが、実は無表情の人形を推奨する説もあるんです。

例えばシュタイナー教育から生まれた「ウォルドルフ人形」は、目や口がほぼ点でできています。
そのため、微笑んでいるようにも、泣いているようにも見えます。

子どもの空想力・想像力をのびのび働かすことができるように、意図的に無表情に作られているんですよ。
無表情なせいでかえって自分の気持を投影しやすく、人形が子どもの感情を受け止めているように感じられるそうです。

とはいえ表情の有無には好みがありますよね。
最終的には子どもの好みと自分の好みを考慮して選びましょう。

サイズ・重さ

新生児から1歳ぐらいまでのねんね期・ハイハイ期には、赤ちゃんが寝ながら手に取って遊べるような、小さめのサイズ(20cm程度)がおすすめです。
大きいものや重いものだと赤ちゃんの手ではうまくつかめませんし、寝ている間に口元をふさいでしまう危険性があります。

1歳台のあんよ期には、20〜30cmぐらいの大きさ、手に持って歩きやすい形状で、軽いものがいいででしょう。
2、3歳ぐらいになると、30〜40cmぐらいと大きく、ある程度重みがある人形の方がが抱っこしやすくておすすめです。

赤ちゃんにおすすめのぬいぐるみ15選!

お待たせしました!
ここからは、赤ちゃんの月齢・年齢別におすすめのぬいぐるみ&人形を紹介します。

人形でも動物のぬいぐるみでも大きな違いはありませんので、赤ちゃんのうちは肌触りの良さや手入れのしやすさ、赤ちゃんにとって手に取りやすいものを選ぶとよいでしょう。
ごっこ遊びなどをするようになったら、ある程度大きな人形がおすすめです。

ちなみに、前述したシュタイナー教育の「ウォルドルフ人形」は手作りが推奨されているため、完成品は一般的に販売されていません。
販売時には、ジルケ人形など違った商品名になっていますのでご注意ください。

ねんね期・はいはい期(新生児〜生後10カ月ぐらい)

重視するポイント:大きさ(20cm程度)、天然素材

オリム/くまさん オーガニック100・S

オーガニックコットンを使用した国産のぬいぐるみです。
顔の刺繍は一体一体手縫いのため、ひとつひとつ個性があります。
今治産のタオル生地なので、肌触りが優しく、丸洗いも可能です。

ぬくぐるみ工房/草木染めパンダ・M

表面生地だけでなく、内部の綿や縫い糸もすべてオーガニックコットン製、さらに着色も草木染めと安全にこだわって作られています。
今治産パイルを使用し、柔らかく気持ちのいい肌触りです。

自由学園生活工芸研究所/オーガニック100g動物・ぞう

オーガニックコットン製の手のひらサイズのぬいぐるみです。
素朴で温もりのある風合い、表情が特徴で、型抜きから縫製までひとつひとつ丁寧に手作りされています。

シュタイフ/うさぎのホッペルちゃん

Steiff (シュタイフ)

テディベアを生んだドイツの老舗メーカーのぬいぐるみは、出産祝いの定番品です。
長い耳や手足など持ちやすい形状、素材もコットン製なので赤ちゃんに最適です。

あんよ期(生後10カ月〜2歳ぐらい)

重視するポイント:大きさ(20〜30cm程度)、天然素材、赤ちゃんが持ちやすいかどうか

ゼンガー/フロッピーアニマル・ヒツジ

安全性や環境にこだわりのあるドイツのゼンガー社のぬいぐるみです。
オーガニックコットンだけでなく、ラマウール、アルパカを使用し、柔らかくしっとりとした心地よさが人気です。

ケーセン/ジルケくま

Koesen ケーセン社

高い品質で定評のあるドイツのケーセン社のぬいぐるみです。
ボディはタオル地、服はベロアで、程よい弾力があり子どもでも抱っこしやすいサイズです。

MAUD N LIL/オーガニックコットン なかよしコンフォーター PAWS

オーガニックコットンベロア素材の犬のぬいぐるみです。
中に詰め物がないため、クタッとした形状で持ち歩きやすいです。
着脱可能なおしゃぶりのほか、落とさないようにループも付いています。

Kaethe Kruse/タオルベビー

Kaethe Kruse ケテ・クルーゼ

ドイツで1960年に登場した、肌触りが心地いいタオル地の人形です。
内部のスポンジは独自に開発した特殊素材のため、型くずれせず、お手入れしやすいのが特徴です。

カリスト/ちびうさぎ

Kallisto/カリスト社

ドイツのカリスト社製のぬいぐるみは、表面はモヘア(やぎ)、詰め物は羊毛と天然素材にこだわって作られています。
肌触りが気持ちよく、子どもが持ちやすいコンパクトなサイズです。

2歳ぐらい〜

重視するポイント:大きさ(30〜40cm程度)、多少重さがあり抱っこしやすい

ケーセン/ジルケ人形ロッテ

「ウォルドルフ人形」の理念を生かしたドイツ製の手作り人形です。
髪の色や長さ、肌の色などバリエーションも多彩で、着替えやベビーカーなどの小物もそろいます。

NANCHEN/ナンヒェンベビーNA

Nanchen/ナンヒェン社

安全なオーガニックコットンと羊毛を使い、ドイツの職人の手でひとつひとつ作られたベビー人形です。
顔や髪はすべて手描きなので、人形ごとに微妙な違いがあるのもユニークです。

HABA/ベイビードール

ドイツのおもちゃメーカーHABA製のベビー人形です。
着替えやおしゃぶりなど小物が付属していて、楽しくお世話できます。

カロラータ/ぬいぐるみシリーズ

ポピュラーな動物のほか、マグロやシーラカンスなどぬいぐるみとしてはマイナーな生き物もラインナップがユニーク。
動物のリアルさだけでなく、愛らしさも再現されています。
Amazon/COLORATAぬいぐるみシリーズ

さいごに

想像力次第で、いかようにも遊べるのが人形やぬいぐるみのいいところです。
女の子はもちろんですが、男の子も人形遊びが大好きです。
性別にかかわらず、人形遊びが子どもにもたらす効果は計りしれません。

安心できる分身、信頼できる相棒として。
長く遊べて、情緒を豊かに育んでくれる人形やぬいぐるみは贈り物に最適です。